うさぎの牧草入れの選び方の4つのポイントとおすすめフィーダー

うさぎにとって牧草は体を作り、腸の働きを整える必要不可欠な食べ物です。

牧草入れは牧草フィーダーといって、地面に設置するタイプや、網にかけて散かさない仕組みになった牧草入れなど、いろいろなタイプがあります。

今回は、うさぎにとって、飼い主にとって使いやすい牧草入れの選び方と、おすすめ牧草入れをご紹介します。

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牧草入れの選び方

牧草入れは「牧草フィーダー」と呼ばれています。

牧草入れは、「牧草の食べやすさ」「散かさずに食べられる」「お手入れがしやすい」「補充しやすい」の4つのポイントで選びます。

 

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牧草の食べやすさ

一番刈りの牧草は硬く歯ごたえがあり、どのような入れ物でも引き出しやすくなっています。

三番刈りやアルファルファの牧草は柔らかいので、背が高い牧草入れだと、牧草の背が折れて食べにくくなってしまいます。

上部から食べる構造の入れ物には不向きといえます。

 

散かさずに食べられる

牧草の問題といえば、牧草を散らかしてしまい、ケージが牧草で汚れてしまうということです。

一度散かした牧草はほとんど食べることはありませんし、牧草の無駄になってしまいます。

うさぎは稲の穂や葉っぱなど、おいしい部分を選んで食べるという習性があるので、嫌いな部分を引っ張って散かしてしまうんですね。

 

しかしそれでは栄養が偏ってしまいますし、エコでもないので、牧草のすべての部分をバランスよく食べさせなくてはいけません。

それには、牧草を食べる部分の口が大きすぎず、牧草を引っ張り出せるくらいの網目の牧草入れが適しています。

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お手入れがしやすい

取り外しが簡単にできて、水洗いができ、部品が外せるというのがお手入れのしやすいポイントです。

牧草入れは毎日掃除する必要はありませんが、2、3日に一回は取り外して水洗いをしてきれいにしましょう。

 

洗った後は、しっかり水けを切りましょう。

牧草は湿るとおいしくないので、湿気があると食べてくれなくなってしまいます。

 

補充しやすい

牧草はうさぎにとってメインとなる食事なので、常に切らさないようにしましょう。

多めにあたえておくのもいいですが、そうすると湿気がたまったり、鮮度が落ちてしまいます。

そのため、ある程度の量をいれておいて、1日に2回ほどにわけて、こまめに牧草を補充すると、乾燥していて新鮮なおいしい牧草を食べさせることができます。

補充しやすいのは、牧草入れの上部が開いていて、そこからぽんと牧草を入れれるタイプのものがベストです。

 

おすすめ牧草入れ


マルカン 牧草用エコフィーダー

 

うちで使用しているのは、マルカンの「牧草用エコフィーダー」です。

牧草をがっちり網で固定しているので、牧草の散らかりにくさではナンバー1のフィーダーです。

 

網目の口も、体重3キロほどまでのうさぎなら小さすぎず、網目に口を入れて牧草をつかみ食べることができます。

3キロ以上のうさぎだと、大きすぎて口が網目に入らず、飛び出している牧草じゃないと食べられない可能性があります。

 

お手入れ、洗いやすさは二重丸で、かんたんに取り外せて、網と容器を洗うことができます。

下に受け皿がついているので、ペレットを入れることも可能です。

ペレットのお皿をひっくり返すやんちゃなこには、固定できるこちらでペレットもひっくり返さず食べてもらうことができます。

 

しかし、唯一マルカンの牧草入れにもデメリットがあります。

それは、牧草の味をえり好みして食べるうさぎにとっては、好きな部分の牧草が取り出しずらいという点です。

 

今までは牧草を散らかして好きな部分を食べられていたのに、好きな部分を食べられなくなるので、網にガンガンと怒りをぶつけるうさぎもいます。

牧草をバランスよく食べてもらうには良いことなのですが、うさぎにとってはお怒りポイントかもしれません。

 

体格の大きいうさぎ用の牧草入れ


SANKO 牧草フィーダーになるかじり木 大

 

もう一つおすすめな牧草入れが、やはりSANKOの「牧草フィーダーになるかじり木」です。

うちではアメリカンファジーロップのファジーちゃんが、体重3.5㎏と大きいため、こちらを使用しています。

 

体格の大きいうさぎにはベストな牧草入れで、口が大きくても上部が大きく開いているので、そこからぱくぱくと牧草を食べることができます。

特徴はなんといっても木でできているため、そのままかじり木になるということです。

うさぎは歯がのびすぎると不正咬合になり、歯肉を傷つけたりと病気になってしまうので、かじり木は必須アイテムです。

 

小さなケージの場合、牧草入れとかじり木がセットになっていることで、限られたスペースを有効活用できるというのもメリットです。

ファジーちゃんは体が大きいので、これに替えてかじり木が必要なくなったので、スペースが広く取れてすっきりしました。

 

固定性ですが、ネジ穴が一つしかなく、力が強いこだと牧草をとるときに容器が揺れてしまうことがあります。

そのためうちではもう一つネジを取り付けて、2か所で設置をしています。

 

この容器のデメリットは、牧草が散かし放題になってしまう点です。

うさぎにとっては穂や葉っぱのおいしい部分だけを探して食べられるので嬉しいでしょうが、散かし放題なので掃除が大変です。

 

牧草入れの設置場所

うさぎはきれい好きな動物なので、トイレと牧草入れは一番遠い対角線上に設置するようにします。

牧草をあまり食べてくれないという場合は、トイレの横に牧草入れを設置するのも裏技です。

 

トイレをしているときに牧草が目に入るので、なんとなく食べだしてくれることがあります。

また水がかかると湿気て牧草がおいしくなくなってしまうので、給水ボトルからも少し離しましょう。

 

牧草入れをトイレにしてしまう

お皿のように地面にそのまま設置する牧草入れは、その形状からトイレにしてしまうことがあります。

もちろん牧草のうえにトイレをしてしまわれては食べてくれませんし、衛生上もよくありません。

そのため、直に置くタイプの牧草入れはおすすめしません。

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