うさぎの生活

うさぎを5匹飼っている地方在住の32歳の女性です。子供のころからうさぎを飼っていて、うさぎがいない生活は考えられない!ほどうさぎ好きです。うさぎの飼い方や長寿の秘訣、ご飯の上げ方や病気についてまで、うさぎのことを幅広くご紹介します。

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うさぎの歯は伸びすぎると危険。歯ぎしりや不正咬合の病気について

   

うさぎの歯はなぜ伸びる?

うさぎの歯といえば、口をあけてあくびをした時などに見られる印象的な前歯がありますが、うさぎの歯が最も伸びる部分は、この前歯である切歯、あるいは門歯と呼ばれる部分です。

またうさぎは「常生歯」と呼ばれ、歯は抜け替わること無く、一生伸び続ける歯のことで、うさぎはその為、非常に硬い食物繊維を噛み砕いて、すりつぶすのに適した歯をしています。

 

なかでも門歯は1年で10センチから12センチも成長するので、うさぎは常に何かを噛みちぎってすり減らしてコントールしているわけです。

代わりに奥歯の臼歯と門歯の中間には歯がないので、大きく噛みちぎった食べ物を、ずっとモグモグとすりつぶしているので、うさぎに与える餌は、成長と共に一定の硬さが無いと、歯の衛生状態も悪くなることになるのです。

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うさぎに与える餌が問題となる場合

最も多いのが、うさぎに与える餌の「趣向性」ですね。

子うさぎの時に与えていた、比較的噛み砕きやすい、あるいは小粒のペレットから大人用の餌に切り替えた時に、なかなか食べてくれないので、また子うさぎ用を与えてしまうようなケースです。

 

他には、人が食べる生野菜を主体に与えてしまってる場合ですね。

どれも、歯をあまり使わずに飲み込めるので、うさぎの歯の伸びすぎに悪影響を与えます。

 

伸びすぎるとどうなるの?

自然に歯の成長が止まるわけではないので、門歯では上顎や下顎にぶつかり、最悪は表皮まで到達する事があり、うさぎは痛くて食べ物を口に出来なくなります。

また、門歯の長さが邪魔で臼歯を使うことが出来ず、食べ物を丸呑みなどで消化不良を起こします。

 

結果的には痩せてしまって、体力も食欲も落ちてしまって命に関わる危険な状態になります。

うさぎが臼歯で食べ物をすりつぶすのは、回数でいうと1分間に120回ほどで、非常に長い時間「モグモグ」やっているのがわかります。

 

また、チモシーなどの干し草をケージの網に縛っておくと、すごい力で引きちぎるように、うさぎの門歯は非常に丈夫です。

こうした丈夫な歯を出来るだけ、一定の長さに保つには、やはりうさぎに与えている餌の「硬さ」は非常に重要です。

 

不正咬合とは?

基本的には、余程極端な柔らかい餌を与えすぎた場合以外は、ほとんどのうさぎは成長過程で先天性欠陥として、歯のかみ合わせが悪くなるケースがあります。

なぜなら、たとえ歯が伸びすぎる傾向があるにしても、ペットで飼われるうさぎの場合は、ケージ内のプラスチック容器や、ケージの金網をガジガジかじったりして、自分で歯を削る行為をするからです。

 

不正咬合がわかるようになるのは、子うさぎから成長して大体5ヶ月~6ヶ月を経過して、大人と同じような餌を与え始めてしばらくしてわかることが多いです。

その兆候は、食欲が急に無くなることです。

水ばかり飲む、干し草をかじらない、与えたペレットが減ってないなどで、不正咬合の疑いが出てきます。

 

この場合は、早期発見で動物病院で頭部のレントゲンをしてもらって、早めに外科手術をした方が良いですね。

放置しておくと、ドンドン痩せていき、体の免疫機能が落ちていき、様々な病気にかかりやすくなります。

うさぎの「歯は生命線」なんですね。

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食べ物だけじゃない!先天性の疑いも?

不正咬合は歯の伸び過ぎなどは、食べ物、つまり与えている餌が原因ばかりではありません。

中には遺伝的で先天性の障害も含まれています。

 

うさぎは非常に多産ですが、その分成長する中で、子うさぎの時点で死んでしまう自然界の「間引き」がよくあります。

うさぎの繁殖では、若いメスから生まれるのは多くて1回の出産に対して、7頭から10頭ほどです。

 

その中で、本当に生涯を全うできるのは、生後2ヶ月以内に順調に育った子だけで、プロのブリーダーでも限られた子だけしか残らないのです。

これは多産動物の宿命です。野生では、こうした自然界の「間引き」により、生命力の低い不運な子が捕食者の獲物となるのですね。

従い不正咬合などは、病気や疾患というよりも、うさぎの持っている先天性障害の可能性の一つとも言えます。

 

特に上顎の発達の異常などの骨の先天性異常でも、不正咬合はよく見られることがあります。

この場合、生後2ヶ月程度の子うさぎでは、判断が容易ではありません。うさぎの歯のかみ合わせは、決して与えている餌ばかりの問題ではないのです。

 

物を噛み続けるのは、げっ歯類の宿命

うさぎの歯についてと、不正咬合について解説しましたが、同じ多産でも先天性障害が少ないハムスターなどの、同じげっ歯類でも歯の伸び過ぎはよく起こります。

これはもう、こうしたげっ歯類の哺乳類の宿命で、非常に素早い動きで敵から逃げる体力をつけるために、常に食べ物を食べてエネルギー補給する、こうした動物の仕方のない運命です。

安心できる捕食者のいない家庭の平和な環境内でも、動物の体質は大きく変わることがないんですね。

 

餌の減り具合と、糞をいつも気にしましょう!

不正咬合も含めて、うさぎの歯の伸び過ぎを早期発見するには、「毎日の餌の減り具合」、「糞の状態」の観察が欠かせません。

歯に異常があれば、うさぎは必ず餌の食べる量が減りたくさん残して、水だけ減るようになったり、糞の状態が変わります。

 

うさぎの健康は、うさぎの”お尻”を見るとよく分かるんですよ。汚れていたり、濡れて汚ければ糞が緩いか下痢をしています。

また健康で元気に見えても、体重が大きく減っていることもあるんです。体重は食欲とも関係がありますし、餌の減り具合は非常に重要です。

ケージ内を清潔にするのはもちろんですが、こうした観察は怠らないようにしないといけませんね。


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