初心者でもできるうさぎの爪切り方法を画像で解説。おすすめグッズ

うさぎの爪は伸び続け、1か月に1回ほど切らないと巻き爪になってしまいケガをしてしまいます。

爪のなかには血管も通っているため、爪切りの方法をよく学んでから爪切りをしましょう。

今回は、初めてでも誰でもできるうさぎの爪切り方法、うさぎを大人しくさせる方法、おすすめ爪切りグッズなどをご紹介します。ご紹介します。ご紹介します。

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爪切りをしないと病気とケガの元に

野生のうさぎは穴を掘ったり野原を駆け回ったりすることで、爪が自然と削れていくため、爪が一定の長さに保たれています。

ペットのうさぎはというと、穴を掘ることも長い距離を走ることもないので、そのままでは爪が伸びすぎてしまいます。

うさぎの爪は伸びすぎると、以下のような病気になることがあります。

 

・爪が長くなったことによる足の裏の炎症。ソアホック(飛節びらん)

・爪を皮膚に当ててしまい皮膚病になる

・爪で目やお腹にケガする

 

このようなケガや病気をすることがあるため、爪は定期的に切っておかなければなりません。

ちなみに、動物病院では爪切りは500円~800円程度でしてくれます。

 

爪を切る頻度

うさぎの爪を切る頻度は、1か月に1回ほどが目安になります。

目視して、伸びているようだったら切ってあげましょう。

あまり伸びていない場合は、無理に切る必要はありません。

 

飼育している環境によって、2か月に1回ほどでも大丈夫な場合があります。

また、抱っこして爪が刺さって痛いのも、爪が伸びすぎている目安になります。

すのこやフローリングを歩くときに、カチカチと爪が床にあたってしまい、音がなるのも伸びすぎのサインです。

 

足の指の数

うさぎの指の本数は、前足が5本、後ろ足が4本となっています。

前足の5本目の爪はちょっと奥まっていてわかりずらいので、切り忘れないようにしましょう。

 

うさぎの足には肉球がありませんが、これは肉食動物と違い、獲物にひっそりと音を鳴く近づく必要がないためです。

それよりも、早く走って敵との距離を離したほうがいいため肉球がないんですね。

 

爪のなかの血管に注意

うさぎの爪には血管が通っており、ここを切ってしまうと出血してしまいます。

手から爪を出し、爪の中をすかしてみて、血管が爪のどこまで通っているかをよく確認してから切りましょう。

 

爪が白い場合は透かすだけで血管がわかりますが、難しいのが爪が黒い場合です。

爪が黒いと透かしても血管が分からない場合があり、この場合は少しずつ爪を切っていくしかありません。

 

一番いい方法は、動物病院で一度切ってもらい、どのくらいまでの長さなら切っていいのか写真に撮影しておくことです。

ただし、うさぎの爪の血管は、爪の成長によって長さが変わり伸びていきます。

 

長いあいだ爪切りをせずに放置すると、血管まで伸びてしまい、爪を切ってもまだ爪が長いという事態がおこります。

それを防ぐためにも、定期的な爪切りが必要です。

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止血した場合

爪を切って出血をした場合は、すぐに止血をしなければなりません。

多少の出血ならすぐにとまるので、慌てないで大丈夫です。

 

むしろ慌ててしまうと、人間の感情や動作を読み取ることに長けているうさぎが驚いて、出血したまま逃げ出してしまいます。

落ち着いて行動し、もしものときのための止血の準備をしてから爪切りをしましょう。

 

ガーゼで圧迫する

できればガーゼ、なければティッシュかタオルを用意しておきます。

止血した爪にガーゼをあてて、止血個所を抑えます。

そのまま1分ほど固定していると、軽い出血なら止まります。

うさぎが暴れたる場合も、1分はなんとかこらえてください。

 

止まらないときは止血剤を

1分圧迫しても出血が止まらない場合、こんどは止血剤を用います。

止血剤はないおうちもあると思いますが、できればうさぎの爪切り用のセットとして常備しておいたほうがいいです。

わたしはうっかりくしゃみをしたとき手に力が入って爪を切ってしまい、ミニレッキスのクマちゃんに出血させてしまったことがありました。

 

準備だけはしっかりしていたので、止血剤を塗って止血することができましたが、あの量は止血剤がなかったら病院へ行っていたと思います。

止血剤がない場合は、小麦粉での代用もできますが、止血剤よりは血が止まるのが遅いので、うさぎが暴れやすくなります。

 

止血のあとも注意を

爪が出血したあとは、フローリングなどの固い床でのおさんぽは1日控えておきましょう。

出血した箇所がまた割れて、血が出てきてしまうことがあります。

水分も大敵なので、爪が濡れないように注意してください。

 

暴れるうさぎを大人しくする方法

ナワバリ以外の場所で

爪を切るときは暴れやすいので、ケージが置いてある部屋、うさんぽしない部屋で爪を切りましょう。

うさぎは自分のナワバリでない場所では大人しく、危険がないかを確かめるまでは静かになる習性があります。

 

暴れるときは2人で

うさぎが暴れる場合は、2人1組で組むと切りやすくなります。

1人が手足を体全体でおさえて、もう一人が爪を出して切ると切りやすいです。

 

体制はこんな感じです。

あまりに暴れる場合は、まずは抱っこから練習しましょう。

 

参考「うさぎの抱っこの仕方と練習方法。ポイントは足の持ち上げ方にあった」

 

視界を遮る

うさぎは視界が見えていると、興奮して暴れまわってしまいます。

そこで、腕やタオルで視界を遮ってしまうと、なにも見えないので動かなくなります。

この習性を利用して、目を隠すようにしましょう。

 

洗濯ネットを使う

洗濯ネットを使って爪切りすると、初心者でも切りやすいです。

 

洗濯ネットをうさぎの手にかけて、網目から爪を押し出します。

とくに毛の長いうさぎには効果的で切りやすくなります。

 

おすすめの爪切り


ドギーマン ウサギのカーブ型つめきり

わたしが使用しているのはドギーマンの「ウサギのカーブ型つめきり」です。

うさぎの爪専用に作られており、刃先が少し曲がっているので、手首を上手にひねらなくても切ることができます。

刃はステンレスのため、切れ味がよく長持ちする素材です。

 

うちではもう6年使用していますが、まだまだ現役で使っています。

切るときの音も小さいので、うさぎがびっくりすることもないので便利です。

 

うさぎの爪切り方法 抱っこしてひっくり返せる場合

万が一うさぎが脱走しても安全なように、低い位置にすわり、膝にタオルを敷いておきます。

膝にうさぎを乗せます。

うさぎが膝の上で落ち着くまで、声をかけて撫でで安心させます。

ポイントは、うさぎの頭は人のお腹側へ向けておきましょう。

 

うさぎの脇に手を入れて、もういっぽうの手をお尻にそわせます。

両方の手でうさぎを持ち上げて、うさぎの顔を胸のあたりにもってきます。

 

脇に入れていた手を引き抜いて、その手をうさぎの後頭部に持ってきます。

手で顔を覆うような感じで、目が見えないようにするのがポイントです。

うさぎは視界を遮られると、大人しくなるという習性があるためです。

片方の手では、お尻をしっかりホールドしておきます。

 

そのまま腕をうしろに倒していき、足のあいだにうさぎを収めるような形で入り込ませます。

 

足のあいだにうさぎをはさんだら、足でぎゅっとうさぎを固定します。

ここでも、視界を遮るように、目を足で抑えてしまいましょう。

うさぎの体をまっすぐに立てて、その状態で両手をすっと抜きます。

顔が曲がっていたり、埋まり方が足りないと起き上がってしまいます。

 

うさぎが足にうまって、手足をぴーんと伸ばしている状態で爪切り準備体制の完成です。

足はうさぎがばたばたしても骨折しないように、お腹と距離を開けて離しておきましょう。

 

それでは爪を切っていきます。

まずは左足から、人差し指と親指で足先をつまみ、爪を出します。

 

血管に注意して爪を切ります。

血管は正面から見るよりも、横から見たほうが分かりやすいです。

血管が分かりにくい場合は、懐中電灯で照らすと分かりやすいです。

この体制を長くするのもうさぎも疲れるので、できるだけ素早く終わらせます。

 

前足も同じように切っていきます。

すべての爪を切り終わったら、とがった爪でケガをしないように、やすりで丸めます。

 

ついでに、この状態だと歯のチェックと足裏のびらんチェックがしやすいので、同時にしてしまいましょう。

お尻もみやすいので、周りの毛を広げて汚くなっていないか見てみましょう。

 

すべて終わったら、タオルごと引っ張り上げ、うさぎを元にもどしたら爪切り完了です。

 

うさぎの爪切り方法 ひっくり返せない場合

上記のように抱っこしてひっくり返せない場合は、お膝にのせたままで爪を切りましょう。

まずは普通にお膝にのせます。

 

お腹の下に両手を入れて、その手でひっこめているうさぎの前足を押して出します。

体の下に隠れていた手を、赤丸のところにまで出します。

 

手で頭をおさえながら、人差し指と親指でうさぎの前足をつかみ、爪を引っ張り出します。

この状態でどんどん切っていきましょう。

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