うさぎの牧草の種類と食べないときの原因と対処法。おすすめチモシーまで

うさぎのメインのご飯といえば牧草です。

牧草はうさぎにとって必要な栄養を豊富に含み、繊維質の多さから歯の不正咬合を予防し、毛玉をケアすることができます。

うちのうさぎも牧草が大好きで、モフモフと牧草を引っ張って食べている姿はなんとも癒されます。

今回は、うさぎの牧草について、種類と食べないときの原因と対処法、おすすめのチモシーと容器入れなどをご紹介します。

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牧草の種類

牧草の種類は、大きく分けてチモシーとアルファルファがあります。

 

チモシー

チモシーには一番刈り、二番刈り、三番刈りと、同じチモシーでも種類があります。

これはチモシーを刈り取る時期が違い、このような順番が付けられています。

一番刈りは、春から初夏にかけての、最初に収穫されます。

 

最初に収穫されるだけあって、栄養価が高く、少しの量でも栄養をとることができます。

しかし難点もあり、牧草が硬いので、うさぎによっては食べてくれないことがあります。

 

二番刈りは、夏の終わりから秋のはじめにかけて、二番目に収穫されます。

二番刈りは穂があまりなく、細い茎と葉がついており、柔らかくて食べやすいので人気が高いです。

 

とくに子うさぎや老うさぎには、食べやすいので二番刈りがおすすめです。

三番刈りは、栄養面はほかと比べると低く、ひじょうに柔らかいのが特徴です。

 

一番刈りがベスト

うちで与えているチモシーは、一番刈りを与えています。

硬いですが、その分歯ごたえがあって、好んで食べてくれるうさぎも多いんです。

 

栄養価も一番高く、噛みごたえがあるぶん歯の不正咬合を予防する効果も高いためです。

一番刈りを食べてくれる場合は、そのまま一番刈りを与えるようにしましょう。

 

食べない場合は、二番刈りで様子を見てみましょう。

日本で売られているチモシーは、ほとんどが一番刈りになります。

 

おすすめ一番刈りチモシー

うちで与えているチモシーは、最高品質の「スーパープレミアム チモシー」を与えています。

 


【29年度産新刈り】牧草市場 スーパープレミアム チモシー 1番刈り 牧草 500g (うさぎ・モルモットなどの牧草)

 

 

チモシーには質にあわせて品質のランク分けがされていますが、これは図でいう黄色の最高クラスのものです。

じっさいどんなチモシーが入っているかというと、茎が太く長いのが特徴で、茎、葉、穂とバランスよく入っています。

穂の香りが高いので、あけると牧草の良い香りがただよいます。

 

やはり品質が高いとおいしいのか、いままで三番刈りしか食べてくれなかったネザーランド・ドワーフのコロンちゃんが、これを食べてくれるようになったのは驚きました。

栄養面、おいしさともにおすすめの一番刈りチモシーです。

 

アルファルファ

うさぎの牧草といえばチモシーが定番ですが、アルファルファというチモシー以外の牧草もあります。

アルファルファはあまり日本では見かけませんが、それは日本の風土がアルファルファの栽培に適しておらず、ほとんど栽培されていないためです。

アルファルファの特徴は、チモシーと比べて味がおいしく、とても柔らかいということです。

 

これを好んで食べるうさぎは、チモシーの一番刈りなどは硬くて食べれない、嫌いということが多いです。

アルファルファは嗜好性が高く、栄養面や繊維質の量からも、チモシーの三番刈りよりも劣ります。

おやつとして与えるならいいですが、メインの牧草として与えるのはおすすめしません。

 

アルファルファをメインで与えるくらいなら、まだチモシーの三番刈りのほうがよいです。

柔らかくておいしいので食べてくれるからといって、子ウサギのころからアルファルファばかりを与えないようにしましょう。

どうしても食べたいなら、チモシーを食べ終わってから、アルファルファを与えるという方法に切り替えましょう。

 

牧草を食べない原因

牧草が古くなっている

うさぎの飼育本には、牧草は十分に与えて、きらさないようにしましょう。と書いてありますが、これは牧草を食べなくなる原因になります。

うさぎはグルメで牧草の古い、新しいをかぎ分けることができるので、古い牧草は食べなくなってしまいます。

いっぺんに与えるよりも、小分けにして、新しい牧草を与えるようにしましょう。

 

おいしいところばかり食べている

牧草なんてどこを食べても味はいっしょと思っているのは人だけで、じつは稲は部分によって味が変わります。

穂先と葉っぱの部分がとくにうさぎは好物で、稲があったらうさぎはまずおいしい部分から食べようとします。

 

そして穂先と葉っぱを食べてお腹いっぱいになると、残りのおいしくない部分は食べずに、空気にあたって古くさせて、ますますたべなくなってしまいます。

おいしくないので、おいしい部分がくるまでは牧草なんて食べない!ということですね。

 

牧草が湿気っている

牧草は湿気るととたんに味が落ちます。

雨が降っていたり、室内の湿度が高いと、牧草はどんどん味と風味が落ちてしまい、食べれなくなってしまいます。

湿気っていると新鮮な牧草でも食べなくなるので、すぐに交換するしかありません。

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与えるタイミングが間違っている

ペレットや野菜、おやつなどを、牧草より先に与えていると、そちらのほうがおいしいので、そっちを先に食べて牧草は食べなくなってしまいます。

うさぎは自分で栄養バランスを考えられないので、飼い主が食べて欲しい順番通りにエサを与えなければなりません。

まずは牧草から先に与えて、そのあとペレットを与えるようにしましょう。

おやつは一番最後です。

 

入れ物が気に食わない

たまにあるケースですが、どうしても牧草の入れ物が気に入らないという場合があります。

うちではマルカンのエコフィーダーはこれを使っていますが、5匹中4匹のこは気に入って使ってくれていますが、1匹、グルメ舌のマロンくんだけがこれが嫌いなようです。

 

マロンくんはとくに牧草の穂先部分が好きで、そこを真っ先に食べる癖があり、それができにくいようで、最初は柵に怒りをぶつけていました。

一時期だいすきだった牧草を食べなくなり、ほかのエコフィーダーに変えようかと思っていましたが、今は諦めて食べてくれています。

このような理由から、入れ物自体が気に食わない場合もあるので、そのときは直置きにしましょう。

 

牧草をおいしくする方法

チモシー牧草は腸を活性化させ、歯並びを整えてくれる働きがあります。

ペレットと同様、うさぎには必ず必要な食べ物なので、たくさん食べてもらわないといけません。

牧草をそのままあげるより、よりおいしくするとたくさん食べてくれます。

 

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「■うさぎの牧草入れの選び方の4つのポイントとおすすめフィーダー」

 

保管は空気を入れない

牧草は空気と湿気を入れないように、真空状態にして保存しましょう。

袋にいれて、輪ゴムでしばるくらいでは空気が入ってしまうので、どうしても味は落ちてしまいます。

うちで使っているのは、牧草を小分けにできてポンプで簡単に真空できる、真空パックを使っています。

 


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繰り返し使えて適量の牧草を保存できるので、いつでもおいしい牧草を食べることができます。

 

日の光にあてて乾燥させる

とくに少し湿気ってしまった牧草は、太陽の光をあてると乾燥して、風味が戻ります。

湿気っていない牧草にも太陽の光をあてると食いつきがよくなります。

ぽかぽかした気持ちのいい牧草が、香りを引き立てます。

 

切って断面を増やす

牧草をはさみで切って、断面を増やすようにしましょう。

香りの多くは断面から出ていて、断面を増やすことによってより香りが強くなり、牧草がおいしそうに感じます。

叩いたり、つぶしたりするのも効果的です。

 

電子レンジでチンする

うさぎの好みによっては、電子レンジでチンして、少し温めた牧草が好きなこもいます。

ほかほかではなくて、ほんのり暖かいくらいがベストです。

自然で食べるような、お日様の温かさを感じる温度が好きなのかもしれません。

 

おすすめ牧草入れ


マルカン 牧草用エコフィーダー

 

うちで使っているのは、上記でもご紹介したマルカンのエコフィーダーです。

アマゾンのベストセラーになっていたので試しに買ってみましたが、これがよかったです。

 

これを使うまでは、おいしい部分から食べたいがために、下から牧草を引き抜いては蹴散らして、ケージ中牧草で汚れていました。

マルカンのエコフィーダーにしてからは、牧草が網で抑えられているので、ざくざくと引き抜くことができず、ケージが散らかることがなくなりました。

また、少しずつ引っ張りだすようになっているので、無駄なく牧草を食べてくれて、節約にもなっています。

 

上部から食べるフィーダー

一昔前までは、上部から牧草が飛び出していて、そこから食べるタイプの牧草フィーダーが主流でした。

うちでも以前はこれを使っていましたが、デメリットがあります。

 

・食べたい部分を出そうとして、牧草が散らかる

・散かした牧草は放置で、食べないのでもったいない

 

このような理由から、使いずらかったというのが本音です。

うさぎとしては、散らかっても飼い主が掃除してくれるし、おいしい穂先を食べれるのでいいかもしれませんが・・・

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