鳴く声でうさぎの気持ちがわかる。怒ったとき、喜ぶときなどうさぎの5つの気持ち

うさぎは声帯がないため、鼻を鳴らして鳴き声を発します。

それも鳴こうとして鳴いているわけではなく、自然に鼻音がもれてしまうんですね。

怒ったときや嬉しいとき、安心しているときなど、うさぎはいろんな鼻音で気持ちを知らせてくれます。

今回は、うさぎの鳴く声について、どのようなときどのような声を出すのかをご紹介します。

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うさぎには声帯がない

うさぎには犬猫のように声を発するための声帯がなく、言葉を発することはできません。

そのため、うさぎの鳴き声を聞いたことがないという飼い主も多いのではないでしょうか。

 

うさぎが「プゥプゥ」と鳴き声のように発している声は、じつは喉からではなく鼻から出ている息の流れが音になって聞こえています。

うさぎ自身、声を出そうと思って出しているのではなく、感情の高まりにより自然に出てしまうのが鼻からの音です。

その音を聞くこと、どのような状況で鼻音を鳴らしているかでうさぎの気持ちがわかり、またそのこの性格がわかります。

 

声が出なくなった理由

うさぎはなぜ声が出ないのかというと、草食動物のため、敵となる肉食動物に自分の位置を発見されないためだとされています。

もともとは声が出ていたのが、都合にあわないことが多かったのか、徐々に退化して、いまではすっかり声帯がなくなったとされています。

 

ではうさぎは危険があったときどのように仲間に危険を知らせるかというと、普段は下げているしっぽを上に立てて、そのしっぽで危険であることを知らせます。

しっぽの裏は白くなっているので、自然界で目立ちやすく、それをみることで周りのうさぎは敵が近くにいることを知ることができます。

 

うさぎの鳴き声でわかる気持ち

怒っているとき鳴く声

・ブゥブゥ

・ブッブッ

・ブッー!

 

かわいい見た目のうさぎですが、じつはけっこう怒ります。

低い鼻音で、このように小さな鳴き声ですが怒ります。

 

怒っていて、自然に鼻が揺れてしまい、ブーッ!と音が出るような感覚ですね。

うさぎは犬のように上下関係を決める習性があり、飼い方によって自分のほうが飼い主より上だと思うと、ちょっとしたことで怒るようになります。

 

触られても「触るな!」と怒ったり、ちょっと音をたてただけで怒ったり、お散歩させろとケージの中から足ダンしてきたりします。

うさぎがよく怒る場合は、しつけをし直して上下関係をいまいちど見直したほうがいいでしょう。

 

ナワバリに侵入されて怒る

 

このうさぎはケージをお掃除されていると、小さな声で「ブゥブゥ」といって怒りを表しています。

ケージは自分のナワバリなので、侵入されていることが気に食わないのでしょう。

しまいには、侵入者であるほうきをかじって追い出そうとしていますね。

 

このように怒っているときのうさぎは気性が荒くなっているので、うさぎパンチをされたり、手を噛まれたりすることがあります。

ナワバリを荒らされることを怒るうさぎは多いので、基本的にケージの掃除はうさぎをうさんぽさせているとき。

あるいはほかのケージに移してから掃除するといいです。

 

撫でられなくて怒る

 

飼い主からなでなでされて、とってもご機嫌かと思いきや、「ブッー」と怒った声を出しています。

これは、うさぎが飼い主のことを下に見ていて、かつ甘えん坊という性格なので、「もっと撫でなさいよ!ブッー」と怒っているんですね。

 

怒りながらなでなでを催促されるなんて、なんだかかわいいですね。

これはうさぎの性格によるもので、もちろんなでていたら素直に「プゥプゥ」喜びを表してくれるうさぎのほうが多いです。

 

性格が荒いうさぎになると、なでなでを止めると怒りをあらわにしてブーっと言いながら、足ダンをしてくるうさぎもいます。

もともとの気性が荒いので、上下関係のしつけをし直すのには時間がかかるタイプです。

 

嬉しいとき 甘えたいとき鳴く声

・プゥプゥ

・プップッ

・プー

 

怒ったときと違い、高い鼻音で、軽いかんじの「プゥプゥ」という、いかにも嬉しそうに鳴くことが特徴です。

撫でられているときに聞かれることが多く、目をつぶって気持ちよさそうにプゥプゥと鳴く姿は癒される時間です。

とっても嬉しいので、飼い主の周りをぐるぐると回ったり、お膝に乗ってきて甘えようとしてきます。

 

この鼻音を鳴らすうさぎは日常でのストレス度が低く、ナワバリの環境を安全だと思っています。

飼い主との上下関係もしっかりしており、幸せな気分に浸っています。

 

なでられすぎて眠くなるうさぎ

 

飼い主にいっぱいなでられて、気持ちよくなって眠くなってきたうさぎの動画。

あまりに気持ち良すぎて、「プゥプゥ」と小さな鳴き声がもれています。

野生のうさぎはこれほどまでに誰かに甘えられる機会というのはないので、ペットのうさぎならではの鳴き声ですね。

 

嬉しくて鳴いてしまううさぎ

 

ちらのうさぎはなでられて嬉しすぎて、興奮してきています。

「プップッ」と鼻音がなり、だんだん鼻が動く速度が速くなっています。

これ以上撫で続けていると、突然起き上がり、飼い主の周りをぐるぐる駆け回る行動にでるかもしれません。

それほど嬉しくて、その気持ちを抑えられない!ということですね。

 

落ち着いてリラックスしているとき鳴く声

・クゥクゥ

・プゥ

 

甘えているときの鼻音と似ていますが、落ち着いて安心しきっているとき、「クゥクゥ」「プゥ」という声を出します。

とても小さい声で、出ていても耳をすまさないと聞こえないレベルです。

 

人間でいう眠い時の鼻息のような感覚に似ています。

ケージのなかで眠るときに聞こえることが多く、ナワバリが自分のものであり、敵が周囲にいないと、完全に安心しきっている状態です。

 

リラックスしていてトローンとしている状態なので、眠くなっていることが多いです。

このときはうさんぽしようと声をかけたり、なでたりしないで、リラックスしている気分に酔いしれさせておきましょう。

 

じきにうとうとして、気持ちよく寝入ることができます。

この状態にまでうさぎをすることができたら、飼い主としては合格で、うさぎをとても可愛がって大事にしている証拠です。

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恐いとき・痛いとき鳴く声

・キーキー

・キュー

 

突然の物音や乱暴に扱われたときなど、恐怖を感じた時や痛みを感じた時、甲高い「キーキー」「キュー」という声を出します。

この声がでたときはうさぎ自身本当に驚いており、パニックになっている状態です。

 

わたしもほとんど聞いたことがなく、稀な場面でしか聞くことはないでしょう。

本能的に危機が差し迫っていると感じたときで、何をされるのかわからない恐怖と同時に興奮もしています。

このときのうさぎにうっかり手を出すと、大人しいうさぎでも噛まれることがあるので注意しましょう。

 

一度でもうさぎがこの声をだしたら、前後にどのような出来事があったか、なぜうさぎがこんな声を出したのか原因を突き止めましょう。

原因をつきとめたら、このようなことは起こさないように気を付けましょう。

パニックになり、キーキー言いながら部屋中を走り回ったり、ケージのなかで体をぶつけたりしてしまうので、早く落ち着かせてあげなくてはいけません。

 

キーキー声を出すときの状況

うさぎがキーキーと声を出すときは、このような状況が多いです。

 

・犬や猫などの天敵を目撃したとき

・抱っこの仕方が下手で手首を痛めたとき

・大きな音が鳴ったとき

・知らない人が急にナワバリに入ってきたとき

 

ほとんどが恐い思いをしたときに出すことが多いです。

病気が潜んでいて、痛みを感じているときは、うさぎはほとんどそれを表に出しません。

 

自分が弱っていることを周りに悟られると危険だと、本能的にわかっているからです。

そのため骨折など、急に痛みを感じた場合以外は、痛みに関してはこの声は出しません。

 

興奮したとき出す鳴く声

・ブゥブゥ

・ブッブッ

 

うさぎは声帯がないため、出す鼻音が似てきます。

興奮したときと怒ったときの声は似ているので、間違いやすいです。

 

ほとんどの場合、この興奮したときの声は、オスがメスを見つけたときに出します。

近くにかわいいメスを見つけて、興奮を抑えられず声が出てしまうんですね。

 

メスのうさぎがいない場合は、飼い主に対して興奮して声を出すこともあります。

あまりに興奮する場合はうさぎも疲れてしまうので、ケージに戻すようにしましょう。

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