うさぎの好物パイナップルの効果がすごい!消化酵素の働きと毛球症予防ができる

「うちのうさぎはパイナップルが好物」といううさぎも多いのではないでしょうか。

パイナップルは甘くてジューシーなくだものなので、うちのミニレッキスのクマちゃんもおいしそうに食べてくれます。

パイナップルには消化酵素が含まれており、胃腸の働きを整え、毛球症を予防、改善する効果があります。

今回は、パイナップルの消化酵素について、糖質量、与え方についてご紹介します。

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パイナップルには消化酵素が含まれている

パイナップルは消化酵素を含んでおり、胃腸の働きが弱くなったときに助けてくれる働きがあります。

便が小さくて硬い状態のときにパイナップルを与えると、消化酵素の働きで便の状態が改善する効果が期待できます。

この腸を助ける消化酵素は、パイナップルのほかにはくだものでパパイヤにも含まれています。

 

毛球症を予防できる

パイナップルの消化酵素は、うさぎが発症しやすい病気である毛球症を改善し、予防する効果もあります。

毛球症とは、グルーミングなどで体内に入った毛が、胃のなかで絡まってしまい、球のようになってしまう病気です。

 

そしてこの毛の球を、消化酵素が消してくれると思っている獣医がいますが、これは間違いです。

アメリカのうさぎ専門医の実験でも、パパイヤの消化酵素とうさぎの胃酸をまぜて、毛をとかす実験をしたところ、うさぎの毛は溶けることはありませんでした。

 

つまり、消化酵素はうさぎの毛自体に作用するわけではありません。

あくまでも、毛と毛を絡めとり、結び付けあっている「ノリ」のような働きになっているタンパク質やでんぷん質の成分を溶かす働きがあります。

 

そのためあまりにも多くの毛を食べてしまうと、毛自体を溶かしてくれるわけではないので、パイナップルだけでは改善することは難しいのです。

しかし毛球症の予防には効果があるので、量を守って与えることはおすすめです。

 

パイナップルはチモシー牧草の補助の役割

パイナップルの消化酵素で毛を体内に排出する効果はありますが、これはあくまでもチモシー牧草の補助の役割です。

チモシー牧草をたくさん食べていなければ、パイナップルを食べさせたところで効果はほとんどありません。

「うさぎにはパイナップルがいい」という説がありますが、やはりうさぎに最も重要な食事はチモシー牧草です。

 

パイナップルの糖質量

「バナナはうさぎに与えていけないNGな果物!糖質量と危険性」でも書きましたが、くだものは糖質の多い食べ物です。

バナナはくだものの中で糖質量が2番目に多くふくまれていて、100gあたりに含まれる糖質は21.4gにもなります。

 

そのため、バナナが好きといううさぎも多くいますが、当サイトではバナナはうさぎに与えてはいけないくだものとして扱っています。

パイナップルの糖質量はというと、100gあたり11.9gなので、くだものの中では糖質量が低くなっています。

糖質に弱いうさぎにも与えも問題ないほどの糖質量といえます。

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与えられる量

糖質量に問題なく、消化酵素を含んでおりうさぎがパイナップルを食べていいといっても、与える制限量はあります。

うさぎは自分に害がある食べ物でも、わからないので、与えれば与えた分だけ食べてしまいます。

 

そのため、飼い主がしっかり栄養バランスと糖質量を管理して、量をコントロールして与えなければいけません。

パイナップルを健康に食べられる目安は、うさぎの体重1㎏あたり、大さじ1杯です。

 

体重2㎏なら大さじ2杯、体重3㎏なら大さじ3杯まで与えて大丈夫です。

しかし、肥満になっていて基準の体重より太りすぎている場合は、その体重にあわせて与えてはいけません。

あくまでも基準の体重を目安にして与えるようにしましょう。

 

パイナップルジュースか生で与えるか

パイナップルは生のまま与えるか、ジュースにして与えるかという選択がありますが、これは生の状態でそのまま与えたほうがいいです。

ジュースは作られる過程で、加熱処理と濃縮をされ、消化酵素が壊れてしまいます。

 

パイナップルジュースをせっかく飲ませても、ただ糖質が高くなっただけの甘い汁で、病気の予防にもなりません。

ジュースはそのまま食べるより糖質も高く、うさぎにとっては甘すぎるので健康的にも日常的に飲ませるのは問題があります。

パイナップルの栄養を守るためにも、生のまま与えましょう。

 

パイナップルの芯も食べられる

パイナップルといえば、人は食べない芯の部分でも、うさぎは食べることができます。

芯は甘く、実の部分より歯ごたえがあるので、実よりガリガリとおいしそうに食べてくれるうさぎも多いです。

芯はどうせ残ってしまいますし、うさぎに与えて不正咬合の予防に役立てるといいですね。

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