美しい毛並みと小さな体がチャームポイントのミニレッキス。
これぞうさぎ!と思って飼い始める人が多い人気の品種です。
可愛くて甘えん坊のミニレッキスの飼い方を大紹介します。
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ミニレッキスはどういう品種で性格は?
ミニレッキスはフランスが原産のレッキスとネザーランドドワーフといった小さな品種をかけ合せて誕生しました。
原産地は米国となっています。
美しい被毛と小さな身体が特徴のうさぎで、それでいて甘えん坊といった性格が可愛いですよ。
飼い主にとって、とても魅力的に感じるうさぎで、飼っているときの満足感がとても高い品種でもあるのです。
ミニレッキスとして、正式に認められたのが1988年ということですから歴史は浅いといってもいいでしょう。
日本ではネザーランドドワーフ、ホーランドロップほどの人気ではありませんが、ミニレッキスも安定した人気があります。
ミニレッキスは気温の変化に弱い
ミニレッキスを飼う上で注意したいのが暑さと寒さに弱いということです。
通常、「暑さ」、「寒さ」のどちらかのみ弱いというのはよくある話なのですが、ミニレッキスについては飼う上での適正温度は15~25℃とされています。
この10℃の幅がとても厄介なのです。
エアコンで室温調整しないとなると、6~9月、さらには12~3月といった一年の半分以上がミニレッキスにとっては、生活に適さない状態ということになるからです。
もちろん住んでいる地域にもよりますが…。
このことから、留守中も部屋のエアコンを使わなくてはいけないということを、ミニレッキスを飼う前から頭に入れておいた方がよいでしょう。
また、ミニレッキスは体温調整が苦手とされています。
ですから、日の光が当たらない場所にケージを置いてあげるのはもちろんのことなのですが、夏場は冷却作用のあるアイテムやマットを敷いてあげましょう。
そして、冬場は暖房器具でしっかりと室温を調節してあげる必要があるのです。
ソアホックにも注意したい
飼う上で注意したいのが短毛種ならではの問題のソアホックです。
ソアホックというのは後ろ足の裏の毛が剥がれて傷ついてしまうという症状です。
これを回避するためには固めの床材に、牧草やチモシー、さらには藁などを敷く様にした方が良いです。
これは、短毛種の宿命と考えていいでしょう。
かけあわせてできた品種ですから、どうしても外的な環境に弱くなってしまうのは仕方のないところですね。
ミニレッキスの性格はどうなの?
ミニレッキスの性格は一言で言うと甘えんぼうです。
そして、やんちゃで人なつこいです。
一方で寂しがり屋で、いつも飼い主のほうを見ている…そんなうさぎです。
ですから、見ているほうもついついかまってしまいたくなるのです。
飼い主といつも一緒にいたいというミニレッキスがほとんどですから、しっかりと時間を取って相手してあげられる人にはとてもおすすめの品種ですよ。
反対に、飼い主が一人暮らしで一日の大半を外出しているといった場合はミニレッキスを飼うのは不向きかもしれません。
相手にされないと、ミニレッキスもストレスを感じてしまいますから、寿命も短くなってしまうとされているからです。
人なつっこさからか、人をよく観察しているのもミニレッキスの特徴です。
そこには、飼い主の感情を読み取ろうとするといった知的な面も感じられますよ。
ミニレッキスは、うさぎの中でも賢い品種に入ります。
ですから、トイレのしつけなどは、きちんと覚えてくれるので、そういった面ではとても飼いやすいです。
さらに、「してはいけないこと」もよく覚えてくれるので、一度覚えさせてしまうと後は苦労しなくてもいいでしょう。
ミニレッキスの大きさはどんな感じ?
ミニレッキスの平均的な大きさは35㎝で、重さは1.5~2kgです。
小さなうさぎの品種では1kgが相場ですから、それらのうさぎと比べるとミニレッキスと名前にミニが付いている割には大きい品種と言えるでしょう。
それでも、一般的なうさぎの中では小柄で、筋肉質でバランスが取れた体つきしているのが大きな特徴ですね。
食欲はとても旺盛で、常に何かを食べている印象が強いです。
体重も3kg以上になってしまうこともありますが、そうなると明らかに太りすぎナノで、餌の量や運動量を調節してあげる必要があります。
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綺麗な被毛が最大の特徴
ミニレッキスの最大の特徴と言ってもいいのが綺麗な被毛です。
触った時の感触はビロードのようで、時に毛皮にされてしまうほどの高級感にあふれています。
この美しい被毛は健康・栄養上のバロメータと言われています。
毛並みの良さは上質なペレットフードを与えることで保つことができますよ。
もちろん、牧草を与えることも重要視されています。
これは毛並みだけではなく、体重や体調管理という部分においてもとても大きな役割を担っているのです。
ミニレッキスの髭は退化しているというか、かけ合わせの段階で無くなってしまってほとんど目立ちません。
ブラッシングやグルーミングについて
本来、うさぎには換毛期が年に2度あるのですが、室内で飼われているうさぎに関しては定期的に換毛期があります。
その時は適度にブラッシングをかけてあげる必要があります。
ブラッシングを怠ってしまうとどうなるのかというと、抜け毛を飲み込んでしまって、身体の中で毛玉を詰まらせてしまうこともあるのです。
そうなると、窒息してしまいますから、ブラッシングはきちんと行うようにしましょう。
なお、美しい被毛を保つにはグルーミングも非常に大切です。
手を濡らして、ミニレッキスの身体のいたる所を撫でてあげると抜け毛が手にくっついてきます。
被毛が生え変わる換毛期は、グルーミングの頻度を上げつつ、ブラッシングをするという方法が大切ですね。
ブラッシングやグルーミングといった日常的な手入れは他の品種に比べると手間や時間共に少なく済むでしょう。
いっぽうで、ミニレッキスの皮膚は非常に繊細で弱いです。
特にブラシを使っての手入れには注意が必要ですよ。
ミニレッキスのカラー
ミニレッキスのカラーはとにかく豊富です。
ブラックが多い印象ですが、それ以外にもブルー、ホワイト、キャスターやライラックなどがあります。
他にもレッド、シール、トートイズ、ヒマラヤンなどがあり、さらには複数の色が混ざったブロークン系などもあります。
多様なため、一見して別の品種と見られることもありますが美しい毛並みや存在感のない髭で、容易にミニレッキスと判別することができます。
うさぎを飼う機会があれば、ミニレッキスも選択肢の一つになるでしょう。
小うさぎに馴れていると意外とその大きさにびっくりするかもしれませんね。
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