うさぎの食べていい食べ物と与えてはいけない食べ物まとめ

うさぎを飼う際の心得とは?

初めてうさぎを自宅に招き入れた時は、殆どの人がペットショップなどから、うさぎを購入していると思います。

こうしたうさぎ達は、どの個体も殆どは人工的なうさぎ専用の餌を与えてられて育っています。

 

大体生後2ヶ月程度で販売され、その多くは国内ブリーダー生まれです。

ケージ内で育つ場合もありますが、中には田舎の農家で自然な環境で生まれた子も多いのです。

 

どの個体にも共通するのは、特に餌を覚えさせなくても、自然と餌を与えれば素直にどの子も旺盛にムシャムシャ食べてくれるところです。

ですが、ついついうさぎに愛着が湧いてくると、どうしても可愛さに惹かれて本当はうさぎにとって良くない食べ物を与えて調子を崩してしまうケースもあります。

うさぎの食べ物について詳しく説明いたしますね。

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うさぎに食べさせた方が良い食べ物

うさぎ本来の生態は、地面に穴を掘って、普段は地下で暮らしています。

かなり深く巣穴を掘って、草や畑の作物を食べに巣穴から出て来るので、昔は日本の農家でも「害獣」の一つでした。

 

うさぎはげっ歯類の動物ですので、前歯が物を噛みちぎる様に出来ており、また基本的に草食なので、臼のような臼歯が奥歯にズラリと並んでいます。

ですので、食べ物を与えると”モグモグ”している姿が、見ていて可愛いわけですね。

うさぎに食べさせたほうが良い食べ物は、第一に干し草です。

 

一見すると「生」の方が良さそうですが、多くのペットショップにいる子うさぎたちは、親からあまり多くの世話をされてない、

いってみれば生まれて1ヶ月~2ヶ月で人口飼育に慣れてしまっているので、腸内細菌などが不足し、生では下痢をし易いのです。

 

そこで乾燥した青菜や、乾燥した干し草などがうさぎの長い腸には非常に相性が良いのです。

これは、子うさぎから成熟した大人のうさぎにも与えていくことが必須です。

 

生野菜には要注意!

基本的には、緑黄色野菜などの「乾燥した食べ物」などはペットとしてのうさぎには非常に良いですね。

生野菜は、本当に少しで結構です。特に冷えたキャベツや小松菜などは、うさぎの体を冷やしてしまうので、子うさぎでは3センチ~50センチ四方の小片程度を与えるだけで充分です。

 

また消化のあまりに早いものは、うさぎに与えてはいけません。

同じ野菜でも、消化に良いかと思って茹でたりする必要は無いですね。

生野菜を与えるなら、最もうさぎに良い食べ物は「小松菜」です。

 

葉に毒素としての灰汁がなく、多目に与えても安心です。

冷えていない常温の新鮮な小松菜を、一株だけなら毎日与えると良いでしょう。

また消化の関係上、やはり子うさぎの頃から、少しずつペレット状のうさぎ専用の食べ物には慣れさせた方が良いです。

 

必ず水は絶やさないこと!

「うさぎは水を飲まない」といった迷信が昔はありましたが、野生のうさぎは野の草をよく食べるので、そこから水分の大半を補給していますが、ペットのうさぎは水をたくさん飲みます。

また子うさぎの頃から、腸内細菌が非常に少ないので、前述したように生の食べ物だとどうしても水分過多になり、

 

排泄するおしっこの量が増えてしまい、加えて便もゆるくなり、ますます腸内細菌が便と一緒に出ていってしまいます。

「乾燥した食べ物に水」というコンビで基本的に育てていれば、うさぎは丈夫に育ってくれます。

 

出来るだけうさぎにあげない方が良い食べ物

意外でしょうが、実は前述した中に少し説明した「生野菜」です。

ついついたくさんあげたくなるし、キャベツなどはよく食べるので、与える人も多いですが、あまりおすすめできません。

 

一つは、多くのペットのうさぎは、自分の体調に合わせて水をよく飲みます。

このときに、水分の多い生野菜や果物をずっと与えていると、しばらくして下痢のような緩い便になることがあるのです。

こうした便は、細菌の温床にになるだけではなく、うさぎは排泄した便から、再吸収するために「丸い便の薄い膜」を食べる事があるのです。

実はこの「食糞」こそ、うさぎが健康でいられる証拠です。

 

うさぎが食べるものは、非常に多くの食物繊維が含まれ、腸も体型の割には長いんです。

この腸が食滅繊維から養分を吸収するために、腸内細菌が活躍します。

 

その時に、アミノ酸やビタミンが腸内で合成され、便と一緒に出てくるのです。

この便にはその表面にそれが膜となっているので、緩い下痢の様な便ではうさぎは摂取出来ないのです。

従って、生野菜は出来るだけ少量に留めて、乾燥野菜や市販のうさぎ用干し草などが、最もうさぎに良い食べ物なのです。

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これだけは絶対にうさぎにあげてはいけない食べ物

第一に「人が食べる加工食品」は全てダメです。

人の食べ物には、人の腸内細菌と胃酸が分解できるぐらいの調味料や油、そして塩や砂糖などが使われています。

こうした殆どはうさぎは消化できません。

 

うさぎは穀物でも生のままかじって食べてしまうので、こうした加工食品はうさぎの口内環境や、腸内環境を悪化させてしまうので、「絶対」にあげられませんね。加えて、魚介類、肉類も同様です。

そういった食べ物を消化できる酵素も少ないのがうさぎなのです。

 

また野菜の中には、「灰汁」がよく出るものがあります。

この灰汁にはアルカロイドと呼ばれる植物毒が含まれており、うさぎは自然界では、自分でより分けて避けて他の植物を食べています。

しかしペットのうさぎは、こうした本能が弱いか親から引き継いでいないケースが多いです。

 

ほうれん草、ジャガイモ、生で食べるには人間でも厳しいものや、レタスのように細胞が固く、栄養素よりも水分が多いものはうさぎに適していません。

またトマトやスイカのような水分の多いもの、レモンやニンニクのような刺激性のある動物にとっては「毒」に近いものや、唐辛子などもうさぎにとっては有毒と考えていいでしょう。

そのままではペットのうさぎも口にはしませんが、自分で作った食べ物などには混ざっているケースもあるので注意が必要です。

 

これだけはうさぎに必ず与るべき食べ物

「チモシー」とか「アルファルファ」等の、穀物、雑穀系イネ科の干し草は、うさぎの主食に近いものです。

それぞれ趣向性により、子うさぎは最初アルファルファを与えることが多いですが、チモシーなどのイネ科の干し草は、ずっと与えても構いません。

 

ただし、充分に大きくなる半年以上を越えたら、専用ペレット主体の食べ物に切り替えて行くほうが、栄養的に安心です。

とにかく、丈夫な子にそだてるには、食物繊維を多く摂らせてあげることです。

 

うさぎの本来の生態を知っておこう!

うさぎというのは、「草原自由に走り回っている」というイメージがありますが、野生では殆ど巣穴近くの草や根を食べているだけで、まず日中目にすることは殆どない動物です。

従って臆病で、食べているところをずっと人に見られていると、最初は警戒して餌入れから離れてしまいます。

 

元々、薄暗く狭いところが安心する動物ですので、それを考慮して健康的に育てましょう。

またくれぐれも、生の野菜などには分量をよく注意してください。最もうさぎの調子を悪化させる最たるものは、「人の食べる野菜」を繰り返して与えることです。そこはよく注意しましょう。

 

うさぎに食べさせてはいけないもの一覧

・人が食べるような調理済みの野菜類

・キャベツやレタスのような水分が多い野菜は控えめに

・果物は糞が固い場合に、パイナップル程度で、糖分が多いものは与えないほうが良い

・尿路結石の経験があるうさぎには、生野菜は避けること

・ジャガイモ、玉ねぎ、生の豆、ニラ、ニンニク、ほうれん草などは与えない

 

うさぎの様な草食動物は、基本的に「粗食」ですので、栄養価が高ければ良いというわけではありません。

そのため、「生野菜は栄養価が高すぎる」とひとまず覚えて、やはり専用のペレットと牧草、あるいはチモシーなどで育てる方が健康にはベストです。

生野菜を与えすぎると、かえって偏食になることもありますので注意してくださいね。

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