病気にさせない!うさぎの涙目になる病気の原因と治療法

うさぎの涙は結膜炎?

うさぎの様に眼球が大きな動物は、目にゴミが溜まりやすいと考える人がいても、不思議ではありません。

うさぎの目は大きくみえますが、実は時々まばたきをしますし、頭部全体から見ると、顔の左右にあるので大きく見えるような錯覚になるんです。

まんまるになってる時は室内でやや薄暗いからで、野外に出ると少し楕円になるんです。

 

眼球は涙腺からでる涙で守られていますが、まぶたから涙が出るというようなことは通常はありません。

目の周りが濡れている場合は、目の周囲で炎症が起こっている可能性が非常に高いんです。

 

特に鼻水と一緒に目ヤニがあったりして、目の周りが濡れている場合は、細菌による結膜炎の影響ですね。

結膜とは、眼球とまぶたの薄い皮膚の間にある隙間の薄い膜のことです。

うさぎの”風邪”、スナッフルと同じパスツレラ菌の感染で、目の裏側から菌が入り込んだ状態で、やはり治療は動物病院で処方薬でおこなうことになります。

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うさぎの涙は鼻涙管閉塞の場合も

うさぎの歯は、多くのげっ歯類と同じで伸び続ける運命になってますが、前歯が常に伸びていく構造になっています。

あまり柔らかい餌ばかり与えていると、すり減り方が少なく、下顎の歯が上顎のかみ合わせからズレてしまい、上顎を圧迫、または最悪肉を突き破って鼻腔にまで達する場合があります。

 

うさぎにとっても、非常に痛がるので食欲にも影響が出てきます。

この時、左右どちらかにズレるために、涙管近くが炎症を起こした場合、細菌が入り込んで涙管が真っ白になったりするんですね。

 

もちろん、涙も粘り気のある白っぽい膿状のものなので、乾くと目ヤニになって目の周囲に残ります。

早急にこの鼻涙管閉塞は治療で予防しなければ、うさぎは餌を食べなくなって痩せていきます。

かなり命に関わることなので、とにかく早期治療が必要です。

 

目の周りの汚れに注意

うさぎの涙は、人が泣くようにきれいで透明な水滴を流すことは、ほとんどありません。

したがって、目の周りの毛が濡れている感じなら、それは目の周辺の炎症によって粘り気のある涙が出ている可能性が非常に高いです。

 

またまぶた周辺がなんとなく腫れ上がったりしている場合は、目を半開きなど正常に開いてない場合もあります。

白いウサギで、目が赤い種類はなかなか炎症に気がつかない場合もあるので、要注意ですね。

うさぎの場合は、涙そのものよりも炎症とか他の症状から、涙に悪影響が出てくるのです。

 

与える餌に要注意

うさぎを長く飼い続けていると、餌入れやケージがボロボロになるような飼育環境が時折見られることがあります。

プラスチック製品は特にうさぎが前歯の調整でかじって、ボロボロにしていまうことがあります。

 

これはうさぎの「心理的ストレス」も多少影響がありますが、やはり多いのは自分の歯の伸び過ぎをそうした硬いものをかじって調整しているんですね。

ペレットばかりでも、うさぎの前歯を使う機会が少ないですし、野菜などは噛み砕く必要もあまりない、げっ歯類にとっては柔らかい食べ物です。

 

目の異常、異常な涙などは歯の伸びすぎから起こる鼻涙管閉塞や、涙腺の圧迫による細菌感染などが多いので、硬いうさぎ用のかじり棒、かじり木などをケージ内に入れておくのも、予防の一つになります。

またペレット状の餌ばかりではなく、必ずチモシーなどの市販の干し草などはこまめに与える方が歯の伸びすぎを防ぎます。

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ケージ内衛生面には気をつけよう

うさぎの飼育で、目の病気、涙腺などの感染症などを防ぐには、やはり衛生面の管理がとても大切です。

餌入れ、水入れは毎日餌や水を「足す」のではなく、出来れば中身は毎日入れ替えるほうが衛生的です。

 

餌は特に餌入れの中で尿をしていることもあり、上から新しい餌を足すのはあまり良くありません。

必ず餌入れの中が湿ってないか確かめましょう。

 

またうさぎのケージや掃除、餌の交換など、うさぎのお世話をする際は「他の動物を触らない」というのが大切です。

犬猫では感染しても影響の無い細菌類やウイルスがうさぎにとっては悪影響を出すものがあります。

スナッフルの原因であるパスツレラ菌は、殆どの猫の口の中に住んでいる常駐菌ですが、猫には影響はありません。

 

目ヤニが無いかマメにチェック!

調子の悪いうさぎは、目ヤニも非常に多い場合があります。うさぎは外見上それほど変化が大きく変わらない動物です。

実際はガリガリに痩せていても、厚い体毛で痩せているとは見ないことが多いのです。

 

また食欲は内蔵疾患、及び前歯の伸びすぎなどでも変化が出てきます。

うさぎの涙を普段見ることはありませんが、必ず涙腺に何らかの変化、異常があれば目ヤニが目立つようになるので、観察は「体重」と目ヤニなどのサインを見逃さないようにしなければなりません。

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