動物愛護の輪が広がっています。
うさぎの保護活動というと馴染みがないかもしれませんが、野生のうさぎも保護しなくてはいけませんが、飼いうさぎについても同様ですね。
うさぎは繁殖力が強いので、一度にたくさん生まれてくるので、飼い主を探すのも保護活動の大切なしごとなのです。
また、病気になったうさぎの保護活動も活発ですよ。
今回は、うさぎの保護活動について、どのような活動をしているのかをご紹介します。
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うさぎは病気になりやすい
うさぎは見た目とは裏腹にかよわい生き物です。
というよりも見た目のままという意見もありそうですが、病気もよくしますから、天寿を全うして生きるうさぎは少ないのではないかなという印象を受けます。
私の身近なうさぎも、心臓の近くの腫瘍ができてしまって、病院でステロイド投薬をして、さらに半年くらいは薬を少量に抑えていたのですが、脱毛や食欲低下などみるみる元気がなくなってしまいました。
さらに、抗生剤やステロイド増量なども行ったのですが、あまり効果はありませんでした。
このうさぎの場合は、医療費がかなりかかりました。
買い主では負担ができないということで、保護活動をしていた私の団体に相談があり、寄付を募って医療費の確保をしたのです。
動物を飼うというのは難しいですよ。
人間のように強制的な健康保険があるわけではないので、自分の意思で動物保険に入るようにしないと、加入していなければ、かなり高額な医療費を負担しなければいけません。
このうさぎの場合は心臓に腫瘍ができているとわかるまでの検査でかなりの費用がかかりました。
こればかりは病院も申し訳なさそうにしていたのですが、病院のせいではありませんからね。
ある程度までは飼い主さんも負担してくれたのですが、自分自身の生活もあるのでそこまで切り詰めてうさぎのために、というわけにはいかないのです。
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募金活動
そして、保護活動を行っている私が所属する団体に相談があったのですが、こちらでもできるのは、有志を募っての募金活動がメインとなります。
所属する団体だけでは足りないので、縁故を頼っての募金活動や街頭募金などもしなくてはいけません。
結果としては、抗生剤などを投与して延命して6ヵ月生きることができたのですが、そこまでしなくても、という意見もあります。
これは難しいところなのですが、そこにいて助けることができそうなうさぎがいるのでしたら、保護活動をしている立場からすると放ってはおけないのです。
ですから、できるだけのことはするというスタンスになるのですね。
うさぎは、実は痛かっただけなのではないの?と思うときもあるのですが、飼い主さんの意見も尊重しなくてはいけません。
保護活動ですから、損得だけで動いてはいけません。
また、できることは限られていて、すべてのうさぎを助けることはできません。
ですから、できることをコツコツと行っていくしかないということになるのです。
たくさん生まれてくるとどうしたらいい?
うさぎは多産ですから、たくさん生まれてきてびっくりすることもあるでしょう。
しかし、それもペアで飼うことを決めたら想定内のことですから、生まれてきてびっくりするのではなく、最初の頃からしっかりとした計画を立てるようにしたいものです。
ある例では、たくさんうさぎを育てていて、屋内で飼えなくなり、屋外飼育に切り替え他途端に、臭いなどのクレームがついて、手放すことになったのです。
手放すといってもあてがあるわけではありませんから、里親を探さなければいけません。
保護団体といっても事務所があるだけの手狭な所帯ですから、あずかるわけにもいきませんし、行き場所がなければ、保健所ということになってしまいます。
保護活動といってもこのようなことばかりです。
犬や猫と違ってうさぎは飼いづらいところがあるので、生まれたては良いとしても成人のうさぎは引き取り手がないのがネックですね。
それでも、いつも誰かが助けてくれて、確実に保護活動の輪が広がっているのを実感します。
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