これって病気?うさぎがぶるぶると震えるときの体調と気持ち

うさぎが小刻みに震える時は病気?

うさぎは小動物の中では体温がやや低い動物ですが、非常に心臓の鼓動は早く、抱きかかえて胸の辺りを触ると、早いうさぎの鼓動を感じることが出来ます。

うさぎが小刻みに震える場合は、気温や体調よりも強い警戒心で心臓の鼓動が早くなってる場合が多いです。

特に驚いてケージ内を走り回ったり、強い警戒で後ろ足を”バンッ!”

と叩くような仕草をする場合などは、体全体がブルブル震えている場合があります。

 

うさぎの心拍数は1分間に130回以上で、通常の血圧も高いです。

しかも最も心拍数が早くなる場合で、1分間300回も超える場合もあり、強いストレスが長時間かかると体調を崩しやすいです。

一方で寒さに対して身震いする、震えるというのは、それほど頻繁には見られません。

 

気温が極端に下がると、仲間同士で身を寄せ合ってひとかたまりになったり、物陰でうずくまります。

うさぎは薄暗い狭い土の中の巣穴で普段は暮らす動物なので、非常に警戒心が強く、寒い中では長時間外にいられません。

 

特に日本でペットとして飼われているうさぎの種類は、室内で飼育されたもので、野外飼育に生まれつき慣れた種類は無いのです。

また呼吸が荒くなる場合も、同時にうさぎの体が大きく心臓の鼓動に合わせて大きく震えることがあります。

 

これは体温が外気によって上昇し、血の温度も上がっている熱中症に近い状態の時です。

夏場に体を伸ばしきってじっとうさぎが動かない中で、

ドキドキと大きく心臓の鼓動に合わせた震えがある場合は、気温が高すぎるのでエアコンの風を強めて天井に向けて流すなど、室温調整が必要になります。

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うさぎが震るえている時に確認すること

まず室内のどこに、うさぎを入れているケージが置いてあるかを確認した方が良いですね。

ドアの近くのような常にドアの開閉音がうさぎの近くにあるだけでも、うさぎの警戒心は慢性化します。

 

また飼育したての最初の2週間は、あまりケージ内を覗いたり、ケージ内のハウスの中を照らしたり、うさぎに関わるのはよした方が良いです。

うさぎが環境に慣れるのは非常に遅く、長い子で半年くらいかかる子も多いです。

それに加えてテレビの音声やパソコンの動画音声も、あまり大きいボリュームではうさぎはストレスに感じます。

 

人の話し声、番組内の衝撃音や人の話し声は、うさぎは非常に敏感に聞こえています。

これとは反対に、ペットショップなどの周囲が動物の鳴き声ばかりの場合は、うさぎの耳には異質な音には聞こえず、むしろリラックスすることが多いのです。

うさぎは特に「人の声」のような、自然の動物の鳴き声と周波数の違う音には非常に敏感です。

 

これは捕食者とそうでない動物の区別を、視覚よりも耳で聞き分けているとも考えられています。

足音、地面から来る衝撃などに対しては、うさぎは非常に敏感なのです。

 

じっとしているときや、うつ伏せでドキドキして見える場合よりも、体をこわばらせて震える場合は、強い警戒心を抱えていると考えて良いです。

冬場は人と一緒に暮らすうさぎの場合は、飼い主さんの近くにいることが多いので、人が暖房を切らない限りは、うさぎもそれほど寒いと感じることはありません。

寒さで震えることは、あまりありません。

 

しかし夏場の場合、西日が室内に差し込む場合や、締め切った室内で南側の窓際近くにケージがあると、

放射熱でうさぎが熱中症のような状態になって、気がついたら鼓動が激しくなっていたといったようなケースがあります。

 

この場合は、体が鼓動に合わせてドックン、ドックンと波打つように震えることがあります。

うさぎの体温を測る場所は耳と肛門が正確ですが、寒暖の落差以上に気にして欲しいのが、室内の衝撃音です。

 

ドアの開け閉め、フローリングの物を落とす音など、こうしたドキッとする何気ない音が、うさぎにとっては非常に辛いストレスになります。

常にドキドキしている状態であれば、体が震えているといった状態も常になることもあるのです。

 

うさぎはとってもデリケートな動物です

うさぎは草食動物の中でも、ぴょんぴょん元気に草原を走り回るイメージがあるかもしれません。

しかし、野生でないペットのうさぎも、ケージ内で常に自分が周囲から見られるよりも、閉鎖的で周囲が囲まれた中にいる方がストレスが無いのです。

 

ケージを3分の2ダンボールで囲った状態の管理と、全く明るい部屋で常に飼育している場合とでは、子うさぎの状態も様子が違います。

非常に周囲の環境、特に物音に敏感なので、突然ケージの前に大きな人影が現れただけでも、環境に慣れてないうさぎは強い警戒心からビックリしてしまいます。

 

落ち着いた静かな環境で、猫やカラスなどが近くにいてもうさぎは強い警戒心を持ちます。

出来れば、子うさぎからうさぎを室内で飼育する時は、頻繁に家族が出入りする部屋ではない方が、うさぎにとっては安心できる環境ということになりますね。

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いつまでも明るい部屋は好ましくありません

うさぎの生態は、早朝の日の出の時間帯から、夕方の日本では夏場で午後4時半以降、冬場で午後3時間以降の、太陽の光線が弱い時間帯が最も活発に動きます。

餌もその時間が最も多く食べていますね。昼間午前10時から、午後2時くらいまではウトウト寝たり、リラックスして過ごしています。

 

人と暮らしていると、どうしても深夜まで部屋の明かりがついている場合が多いです。

うさぎは周囲が真っ暗になると、ほとんど活動しませんので、夜間にうさぎとよく触れ合う人は、昼間にケージ周辺が明るすぎると、これもうさぎの健康にとっては良くありません。

 

うさぎに安心して、警戒心を解いてもらってゆっくり休んでもらうには、夜遅い帰宅をしてうさぎと触れ合う人は、

せめてケージの半分くらいは遮光できる環境を作ってあげるか、うさぎが入れるくらいの大きさのハウスをケージ内に入れてあげるべきです。

 

24時間中、18時間も部屋が常に明るいのはうさぎの警戒心においても、健康面でもよくありません。

こうしたちょっとした気遣いがあるだけで、警戒心からうさぎが小刻みに震えるような状態はあまり見られなくなります。

 

若いうさぎほど震える

大人のうさぎに比べて、子うさぎで特に生後2ヶ月~3ヶ月までは非常に小刻みに体が震えている場合が多いです。

これも体調不良よりは、強い警戒心から鼓動が早くなってドキドキしている状態です。

 

子うさぎの場合は強いショックを与えると、全く餌を口にしなくなる場合もあるので、

子うさぎから飼いたいという方は、初めて向かいれたその日から、2週間くらいは抱いたり、撫でたりしない方が良いです。

特に子うさぎのケージに向かって近づくと、子うさぎがケージの角に逃げたり、体を横にして小刻みに震える様な場合は、警戒心が強い状態なので、給餌や掃除も出来るだけ短時間で済ませるようにした方が安心です。

 

うさぎが震えている時の対処

エアコンの風が直接ケージに当たってないか、窓や壁からケージが30センチ以上離れているかなどをまずは最初に確認し、

まずはケージの周囲、約半分位を硬い紙かうさぎがかじっても大丈夫なカバーで覆って、しばらく様子を見ます。

 

ケージは自分から見てうさぎの姿が見えない位置もある状態にするのがコツです。うさぎ自身が隠れるスペースを確保することですね。

加えて、餌と水両方での毎日の減り具合、掃除の度に糞の状態を確認してください。

軟便が続く場合は、病院に連れて行くか、冬場なら室温を28度くらいまで上げて1日様子を見るようにしてくださいね。

 

うさぎは警戒心が強すぎると、餌も水も極端に食べたり飲んだりしなくなります。

ケージをフローリングの部屋に置く場合は、ケージの下にマットなどを敷いて、床からの衝撃を和らげたほうが良いです。

とにかくうさぎは物音に敏感で、警戒心が強い動物であることを念頭に置いて、飼育を心がけましょう。

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