うさぎの皮膚病の原因と治療法。病院での治療費を公開!

うさぎの病気で気になるのが皮膚病です。

体毛でわかりにくい部分もあるのですが、足の裏が赤くなったり…。

常にチェックを怠らずに異常があればすぐに見つけてあげたいですね。

今回は、うさぎの皮膚病について、その原因と症状、治療法などをご紹介します。

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うさぎは我慢強いので発見が遅れがち

飼ってるうさぎの足の裏が赤くなってしまって心配…。

ペットブームと言われている中で、家にうさぎを飼っている人も少なくないようです。

私もそのうちの一人なのですが、うさぎに多いのが皮膚の病気なのです。

 

うさぎは自分の体に異常があっても平然としていることが多い動物です。

とても我慢強いので、病気にかかったとしても発見が遅れてしまうことがあります。

 

ですから、飼い主のほうでしっかりとうさぎを観察してあげることが大切ですね。

うさぎの皮膚に出る症状や原因、そして予防法をきちんと知るようにしましょう。

 

皮膚が湿っぽいときに起こる湿性皮膚炎

うさぎの皮膚は湿気にとても弱いです。

そのため、皮膚が湿っぽい状態が続いてしまうと、そこから細菌に感染して皮膚炎を起こしてしまうことがよくあります。

原因ですが、なんらかの形で皮膚が濡れ続けることで細菌が増殖してしまうのです。

 

あごやのど、さらには胸あたりに湿性皮膚炎ができるのは、不正咬合が原因とされています。

かみ合わせが悪くなることで、あごのあたりがよだれで濡れるからですね。

水を飲む場合に、水が垂れてしまうこともあるので注意して見てあげましょう。

 

目や鼻の病気にかかっていて涙が多く出ることが原因で湿性皮膚炎になることもあります。

さらに、慢性の下痢や尿もれなどでも皮膚炎を発症します。

 

また、足の裏やお腹にできる場合は、ケージ内の床が湿っぽくなっていないかチェックしましょう。

うさぎはきれい好きですから、掃除をこまめにしないと嫌がります。

おしっこなどで床に触れている部分が常に湿っぽくなってしまうのでお腹が皮膚炎になりやすいのです。

 

肥満が原因で皮膚病になることも

餌の与えすぎというよりも運動をしないことで、肥満になることがあります。

肥満によって皮膚がたるんでくると皮膚のひだが増えて湿っぽくなります。

それが原因で湿性皮膚炎になるとされているのです。

 

症状としては、赤くなったりただれるといったものです。

皮膚病の治療としては、原因となるものを取り除くことから始めなくてはいけません。

まずは、皮膚を乾燥した状態に保つことから始めましょう。

 

私の場合は、ケージ内の掃除をしますね。

乾いているように見えても床が湿っていることも多いのです。

 

見た目で大丈夫でも、しっかりと手で触って湿気がないかなどを確認しましょう。

治療は、病院に任せるしかありません。

病院では、抗生物質の投与や消毒による治療をしてくれます。

 

同時にケージ内の掃除など飼育環境の見直しをはかっていくようにしましょう。

予防としては、湿った状態が長く続かないよう注意するしかありません。

 

うさぎはきれい好きなのですが、本当に我慢強いので、傍から見ているだけではうさぎに何が起こっているのかわからないのです。

ですから、一日に一回は抱っこするなどしてスキンシップを図るようにしましょう。

そして、皮膚の病気を発症してしまった場合は、できるだけ早く治療をおこなうようにしてください。

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足の裏の皮膚炎に注意

うさぎによくみられる皮膚炎なのですが、別名を「足底潰瘍」と呼ぶこともあるようです。

主に後ろ足の裏にできます。

皮膚病の原因は、うさぎの足底と床が擦れることによっておこるとされています。

 

うさぎの足の裏を見るとよくわかるのですが、肉球が毛で覆われています。

足の裏に毛がびっしりと生えているのです。

 

それが、肥満によって一か所に体重がかかりすぎることや、あまり動かない、さらには足の裏に皮膚炎を起こしているなどで、直接足底と床が擦れ合ってしまうと脱毛が起こってしまうのです。

普段は体毛で肉球が見えないのですが、それがはっきりと見えると皮膚炎になっていると疑ってもいいでしょう。

足の裏が脱毛している状態で赤くなっているくらいでは、軽症と言えます。

 

しかし、軽傷のうちは安心とばかりに、それを放置しておくと、皮膚がえぐれて潰瘍といった状態にまでなってしまうことがあります。

そうなると、足の裏が痛むので歩き方が不自然になることも多くなります。

 

治療法としては、患部を洗って消毒しましょう。

そして、乾燥させることが大切です。

消毒と乾燥で症状が和らぐとそのまま快方に向かうことが多いのですが、治りが悪い場合、または自分では手に負えないと感じるとすぐにでも病院に行ったほうがいいでしょう。

 

症状が進行すると、抗生剤や鎮痛剤の投与を病院で行ってくれます。

皮膚病の予防は、ケージ内を綺麗に保つことにつきます。

特に湿気には注意しましょう。

 

そして、ケージの中の床を見直すようにします。

足底に負担のかからない干し草を敷くといいのですが、干し草も手入れが大変で常に乾燥したものを敷いておかなければいけません。

干し草自体、うさぎの餌にもなるものですから、うさぎがよだれを垂らしてそれが湿気にならないように注意することも大切です。

また、うさぎの肥満に気をつけましょう。

 

ダニが寄生するウサギツメダニ症

ウサギツメダニというダニが寄生することで症状が出るのがウサギツメダニ症です。

主に背中や頭・臀部に寄生するのですが、症状が出ないことも多いです。

 

原因はダニですが、とくに子どものうさぎと高齢のうさぎはかかりやすいとされています。

ストレスや免疫力の低下が原因とされています。

人にも感染することがあるのですが、人に感染してウサギツメダニ症では?となるのが一般的なようです。

症状が出にくいのですが、皮膚が赤くなることが発端となります。

 

また、脱毛やかさぶた、さらにはかゆみなどの症状が出るとかなり進んでいると考えていいでしょう。

ウサギツメダニは毛に寄生するので、膚の深くには寄生しない特徴があります。

 

ダニの駆除剤と外用薬などで治療をおこないます。

予防としては、またストレスのない衛生的なケージ環境を作ってあげることがもっとも大切です。

 

治療費は病院によって様々

病院によって治療費は大きく違ってきます。

全て自由診療なので当然なのですが、あまりにも高いと誰も治療に来ません。

 

動物病院はどこもうさぎの診察が出来るというわけでもないので、治療費よりもうさぎを診てもらえるのかどうかが大切になりますね。

皮膚病は、抗生剤の投与や外用薬が基本となります。

 

うちの場合は、皮膚病治療では2~3万円ほどの治療代がかかりました。

通院も1~2回込みでの治療代です。

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