ペット人気急上昇のうさぎを飼うまえに知っておきたい基本。お金とメリットデメリットについて

うさぎは近年ペットとしての飼育が増加しており、初めてうさぎを飼い始める人が増えています。

その理由は、性格が大人しいため初心者でも飼いやすく、ケージがあれば日本の狭い部屋でも飼えるということが、人気な理由になっているようです。

わたしもうさぎを5匹飼っていますが、仕事が終わると「早くうさぎのために帰りたい!」と思うほど、うさぎから癒しと元気をもらっている存在です。

そんなペットとして大人気のうさぎを、今回は飼うまえに知っておきたいうさぎの基本と、人気な種類、メリットとデメリットデメリットデメリットをご紹介します。

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ペットとして飼う前に知っておきたい、うさぎの基本

うさぎの性格

うさぎは大人しい性格であり、同時に好奇心が旺盛な動物です。

そのくせ臆病で警戒心が強いため、安心できるまでは常に警戒を怠りません。

 

うさぎの大きな耳は、敵がどこにいるかを察知するために、小さな音でも拾い集められるようになっています。

そんな性格のうさぎなので、ペットとして飼うのなら、うさぎが安心できるようにしてあげなければいけません。

 

静かな環境で、ケージの飼育環境は清潔であり、部屋のなかをお散歩できて、飼い主のことを信頼できる関係が理想的です。

うさぎは観察力がするどい動物なので、飼い主がうさぎのことを愛してお世話してあげれば、それをしっかり感じ取ってくれる動物です。

 

うさぎの平均寿命は8年

うさぎの寿命は平均8年ほどとなっています。

5~10年ほど生きるうさぎが多いですが、近年は飼育環境の向上と、エサの品質が向上したことで、10年以上長生きするうさぎも増えています。

 

わたしが飼っているうさぎも、12歳のこがいて、最長では14歳まで長生きしてくれたうさぎもいました。

世界のギネスにはアナウサギのフロプシーちゃんが、18年生きたという記録が残っています。

 

うさぎ本来の生命力を伸ばす飼い方をすると、うさぎでもこのくらい長生きさせることができるんですね。

うさぎの年齢を人間に換算すると、平均寿命の8年で64歳、長生きの10年で76歳、とっても長生きの15年で103歳となります。

 

一生にかかるお金は70万円

うさぎを飼うまえに、うさぎの一生にかかるお金に関しても知っておかなければなりません。

平均寿命8年生きたとして、最低でもかかる費用は1匹70万円ほどになります。

 

・うさぎ代、ケージや給水器など初期費用 4万円

・ペレットやトイレシーツなど毎月の維持費 月々6500円 8年で624000円

 

この2つが最低でもかかります。

これに医療費が加わると一気に費用は膨らみ、80万円~100万円は見ておかなければなりません。

 

うさぎアレルギーではないか

動物を飼うまえにしておくべきこととして、アレルギーがないかを調べておきましょう。

アレルギーは突然発症することもありますが、事前に検査しておくことで未然に防ぐことができます。

検査方法は、「うさぎアレルギーでも飼い続けている7つの対処法。原因と症状、検査方法まで」をご覧ください。

 

人気の種類のうさぎ

ネザーランドドワーフ

絵本に出てくるような小さくてかわいいうさぎが飼いたい、と思ったら、おすすめなのがネザーランドドワーフ。

ドワーフは小人という意味を表し、その名の通り大人になっても体重は1㎏ほどにしかならない、小さなうさぎです。

 

うさぎの人気ランキングでも常に上位のネザーランドドワーフは、とても人気の高い種類です。

性格は活発で食欲旺盛で、人懐っこく、うさぎを飼ったことがない初心者でもすぐに人慣れさせることができます。

 

うさぎのなかでも知能指数が高いとされ、しつけが楽で、トイレもすぐに覚えてくれます。

甘えん坊なこが多いため、うさぎに甘えられたいという人におすすめな品種です。

価格はペットショップで15000円~20000円ほどです。

 

ホーランドロップ

垂れ耳うさぎがいいなら、おすすめなのがオランダ生まれのホーランドロップです。

ホーランドロップは野生のうさぎをペットとして品種改良しており、とても大人しく穏やかな性格をしています。

 

そのため初心者でも飼いやすく、初めてのうさぎを飼う人におすすめな品種です。

かわいいポイントは垂れた耳だけではなく、顔と体全体が丸みを帯びていることです。

 

ふつうのうさぎよりシルエットが丸く見えて、まるまるとして眠っていると、まるで毛玉のボールのように見える姿はとてもかわいいです。

人気な種類のためペットショップには必ず並んでおり、価格は25000円~30000円ほどと、高額な部類になっています。

 

日本白色種

わたしの一押しうさぎは、日本原産の日本白色種です。

日本白色種は「白い毛に赤い目」という、日本人が想像するうさぎです。

 

小学校で飼育されていることが多く、触れ合ったことがある人も多い品種のうさぎです。

小学生でも扱いやすい、大人しく温和な性格で、多頭飼いに向いています。

 

ほかのうさぎに比べると、体が丈夫で、日本のうだるような暑さにも強く、まさに日本での飼育には適しているうさぎです。

体重は2.5㎏~6㎏と、大きくなるこはなかなかのサイズになります。

 

うちでも1匹飼っていますが、ドワーフうさぎと比べて抱っこしたときのモフモフ感と重量がたまらず、「抱っこしている!」という気になるので、とてもお気に入りです。

価格は5000円~10000円と、安く手ごろな値段となっています。

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うさぎを飼うメリットとデメリット

うさぎのメリット

・大人しいのでペットとして飼いやすい動物

・一人暮らしでも飼いやすい

・おしっこやうんこ、体臭の臭いがほとんどしない

・外に出て散歩させる必要がない

・鳴き声が出せないので静かに飼える

・ケージ飼いが基本なので、1Kのような狭い部屋でも飼える

・癒される存在ができる

・見ているだけでかわいい

 

うさぎのデメリット

・部屋で散歩させると柱や家具、コンセントを噛んでしまうことがある

・うさぎは警戒心が強くナワバリ意識が強いため、猫や犬などほかの動物を飼うことができない

・換毛期に毛が舞って、喘息になったりアレルギー症状を引き起こすことがある

・服に毛がつくので、常にコロコロが必要

・慣れていないと噛まれることがある

・抱っこには不向き

・月々6000~7000円ほど費用がかかる

・夏はうさぎのために冷房を入れていなくてはならないので、電気代がかかる

・旅行に行きにくくなる

 

うさぎを飼うまえに注意すること

少し注意しておきたいことが、うさぎを犬や猫の代替品として飼うということです。

今飼っている1匹のうさぎは、動物病院で保護されたうさぎで、以前の飼い主から飼育放棄にあったうさぎです。

その理由はというと、

 

「実家で猫を飼っていたため、一人暮らしでも猫を飼いたくなった。

しかしペット禁止の賃貸だったので、鳴き声を発さないうさぎをばれないように飼えばいいと思った。

 

いざうさぎを飼ってみると、猫と比べて感情表現がなく、人間に寄り添うこともなく、頭が悪いように思える。

飼っていても味気ないので、捨てようかどうか悩んでいる」という内容だったそうです。

それで動物病院では珍しく保護されているうさぎを引き取ったのですが、ひどい話ですよね。

 

犬猫とはまったく違う生き物

わたしも以前は犬と猫を飼っていましたが、うさぎは犬と猫とはまったく違う生き物です。

悪く言えば、この飼育放棄した人のいうように、うさぎは犬猫と比べると、飼っていて物足りない、味気ないと感じるかもしれません。

そんなことがないように、犬猫うさぎと飼ってきたので、本当のことを書きます。

 

・うさぎは犬猫に比べて知能指数が低い

・うさぎの原動力は食欲なので、それ以外のことには興味を示さない

・人間の言葉はまったくわからない

・飼い主が泣いていても、それに気づいたり、寄り添ってくれることはない

・けっこうわがままで、怒ると足をドンっとして怒りを表す

・鳴かないし表情がないので、犬猫に比べると人間味が薄く心が通っている気がしない

 

犬猫はたしかに、飼っているとなんだか同じ人間のように思えてきて、一緒に泣いたり、笑ったりできる動物です。

知能指数が高い動物なので、ある程度の言葉を理解していて、その辺りも意思疎通ができる気がします。

犬猫がいれば一人暮らしでも寂しくない、そんなふうに「一緒に暮らしている感」を感じられるのが、犬猫だと思います。

 

うさぎでいいのかよく考える

うさぎはというと、一緒に暮らしているというよりは、動く「物」が置いてある感じに近いと思います。

うさぎを長く飼っていて、うさぎの生態や性格、癖などがわかるようになるととてもかわいく感じられるのですが、初心者には難しいと思います。

 

うさぎのボディランゲージは分かりにくく、人とは違う行動で気持ちを示すので、うさぎがなにを考えているのか分かりにくいんですね。

そんな理由から、うさぎは甘えたい、自分の気持ちを分かって欲しいと、自分を癒すことばかりを考えていると、あてが外れるかもしれません。

かわいいですが、それで自分が満足できるかどうか、たとえ満足できなくても、きちんとお世話できるかどうかをよく考えて飼いましょう。

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