うさぎは頭のよい動物で、そのときの気持ちにあわせていろいろなしぐさを見せてくれます。
鳴き声を発さない分、そのしぐさは千差万別です。
今回は、うさぎの知られざる特徴についてをご紹介します。
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うさぎの特徴:1.狭い場所が大好き
子うさぎでは普通に見られますが、普段はバラバラでも一箇所に大勢いる時は、何かビックリすると一斉に一箇所の狭い場所に集まってかたまるんですよね。
ケージが小さいとのんびりリラックスしていますが、広いケージだとハウスを入れると必ず中に入って、狭いところが大好きのようです。
また、寝るときも突然ゴロンとなって倒れるように寝るので、そこがまた可愛いです。
うさぎの特徴:2.鼻をいつもヒクヒク
嗅覚自体は鈍いわけではありませんが、食べられるものかどうかを見分けるくらいの感覚は鋭いです。
人間の10倍位の敏感さですが、動物の世界ではそれほど鋭敏ではありません。
鼻をヒクヒクさせているのは、うさぎの鼻は体に比べて非常に小さく、ゴミや砂や土が中に入らないように、頻繁に開閉を繰り返します。
このヒクヒクしている状態は、呼吸よりも「警戒」のためによく行ってます。
うさぎは初めての場所に連れて行くと、立ち上がって周囲を警戒したり、耳をピンと立たせて周囲の音や匂いを感じ取ろうとするんですね。
可愛い仕草は、防御のための本能なんです。
うさぎの特徴:3.可愛いモグモグ
うさぎの歯並びは、前歯の後ろには歯がなく、間を置いて奥歯に臼歯が並んでいます。
うさぎの本来の主食は、イネ科の植物や繊維質の多い硬い植物です。
そのため、臼歯でしばらく食べ物をすりつぶして食べる習性があるので、何を食べてもモグモグと口を動かいているんですね。
あの姿は飼い主さんにとっては癒やしになりますね。
うさぎの特徴:4.わかりにくい愛情表現
うさぎは、嬉しかったり喜んでいるような様子は、なかなか行動で見せてはくれません。
尻尾を振ったり、顔の表情が変わることが無いんです。
変化に乏しいことは確かですが、慣れてくれると餌を与えている人の後を追ってきたり、ケージの前に出てきてくれたりと、態度で示してくれます。
ちょっと愛情表現がわかりにくいですが、飼い慣れると徐々にわかるようになりますよ。
うさぎの特徴:5.旺盛な繁殖力
うさぎの出産は一度に5頭~8頭など多産です。
しかしながら、全ての子が全部元気に育つとは限らず、生まれた子でも成長は異なる場合も多いのです。
うさぎの乳頭の数は個体によって変わり、4対ある場合もあれば5対の場合もあります。
また、ある程度成長すると、親は子供の面倒を全く見なくなるので、成長したら親と分けて育てても問題ありません。
ペットショップで販売される子うさぎは、生後2ヶ月以後くらいの乳離れした子たちですので、親を求めて寂しがることはありません。
うさぎはどちらかと言えば群れて暮らすよりも、単独で暮らす動物なので、一匹で寂しいなんてことはないんですよ。
同じケージに何匹もいる方がストレスになります。
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うさぎの特徴:6.メスよりもオスが可愛い?!
意外に知られていませんが、特にネザーランド・ドワーフでは、オスのほうが顔が丸く愛らしい顔つきをしています。
ペットショップで「この子可愛い!」と思ったら、大抵その子はオスである事が多いのです。
性格はオスのほうがやはり粗暴ですが、ロップイヤーのように耳が垂れて警戒心がやや鈍い体質のうさぎの場合は、オスでも大人しいことが多いです。
結構うさぎも見た目のギャップがあるんですよね。
うさぎの特徴:7.意外な鳴き声
「うさぎは鳴かない」事が多いようですが、子うさぎ時代は意外に鳴きます。
”キィーキィー!”といった甲高い声で、かなり大きいです。
鳴く場合は強い警戒心で、身の危険を感じた場合です。
耳を掴まれて痛がる場合も鳴くことがあります。
うさぎは普段は静かな動物ですが、テリトリーを主張するときは後ろ足で床を”ダンッ”と、大きな音を立てるように地団駄を踏みますし、自己主張もある動物です。観察していると意外な発見も多いものですよ。
うさぎの特徴:8.強い警戒心
大きな耳が印象的なように、うさぎの体はとにかく周囲を警戒し、逃げるための準備が整った体をしています。
野生で捕食者から狙われた時は、ジグザグに走って逃げますし、跳躍力もスゴイです。
後ろ足のキック力も相当ですので、成長した大型種などは、大人でもキックで怪我をするほどです。
またアゴの力もかなりあり、気に要らない相手は鋭い前歯で噛み付くこともあります。
とにかく物音には敏感で、うさぎのいる部屋では大きな音が常に聞こえると、うさぎは強いストレスで疲弊してしまいます。
繊細な動物なので、そこは注意しておきたいですね。
うさぎの特徴:9.大きさの割にそこそこ長寿
一般的にはうさぎの寿命は約3年ですが、家庭で落ち着いて安心できる環境の中で大切に育ていると、5年や6年も長生きしてくれる子もいます。
うさぎの寿命を伸ばすのは、実は内蔵、特に大腸の中に暮らす消化に良い常駐菌が多い個体で、生まれたときから免疫力が高い子の場合はそれほど短命ではありません。
親が持つ免疫の抗体を母乳で引き継ぐので、親自体が健康で非常に免疫力が強ければ、子うさぎも順調に育ってマックスまで大きくなれます。
長寿の決め手は、やはり食欲と消化が良好なことで、消化不良が多い子や食欲が元から低い子は、多くが短命に終わります。
特に生後半年以内に突然死する様なケースは、さしたる病気などよりも、こうした免疫力、腸が弱かった子である場合が多いのです。
うさぎの特徴:10.結構、喧嘩好き
子うさぎは集団でいてもトラブルは少ないですが、成熟すると一緒にいる他のうさぎを追いかけ回したり、噛み付いたりと、うさぎはテリトリー意識が非常に高い動物です。
繁殖目的以外でオスメスを一緒のケージに入れても、頻繁に喧嘩をする場合もあります。
また、出産の場合で他のうさぎがそばにいると、生まれた子を食べてしまう場合もあり、
げっ歯類は基本的に「単独行動」というのはよく覚えていた方が、飼育に関してはメリットが多いです。
また飼育していると、飼い主さんと他の人への態度も違う場合が多く、性格も色々あってうさぎは面白いですよ。
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