うさぎのダニ対策!駆除方法と予防できれいな体に

6月と言えば、梅雨の時期ですね。

この時期になると、テレビでもダニよけのCMを目にするようになります。

犬や猫には、ダニ予防の注射や薬があるのですが、うさぎはどうでしょうか。

今回は、うさぎとダニの関係、ダニ対策と予防についてをご紹介します。

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うさぎとダニの関係

残念ながら、うさぎにもダニはつきます。

梅雨の時期だけでなく、基本的には1年を通してうさぎにダニは寄生するのです。

梅雨の時期は湿度が上がりますし、季節の変わり目は特に温度差が激しくなるので、うさぎの免疫力や体力が低下する事があるのです。

 

そのような時に、うさぎダニがついてしまう事が多くなります。

それでは、うさぎに付くダニの種類はどのようなものがあるのでしょうか。

 

ところで、一言で「ダニ」というが、どんなダニがいるのでしょうか。

うさぎに感染しやすいダニの種類として「ツメダニ」と「耳ダニ」があります。

それぞれ性質の違うダニのようです。

 

「ツメダニ」について

ツメダニは後首の付け根のあたりから背中などに寄生するダニです。

ツメダニに寄生されると、うさぎはかゆさを感じるようになります。

 

かゆいので、かいているうちに、かいている部分の皮膚がだんだんと赤くただれてきたり、白っぽいフケが出るようになります。

これがひどくなるとダニが寄生した部分にカサブタができるといった症状が出るのです。

 

うさぎに寄生するツメダニの大きさは、0.3mmから0.5mmぐらいで、頭に大きなカギ爪を持っているのが特徴です。

そして、寄生したうさぎの皮膚に卵を産んで、どんどん繁殖していくのです。

 

「耳ダニ」について

名前の通り、うさぎの耳に寄生するダニです。

耳の表皮の深部に入り込むことによって、耳の中がとてもかゆくなるのです。

 

かゆいので、耳ダニに規制されるとうさぎは落ち着きなく頭を振るような行動を頻繁に繰り返すようになります。

そして、耳の中にカサブタが出来るのです。

重症化すると耳の内側全体がカサブタでいっぱいになってしまいます。

 

耳そうじをしただけではカサブタが取れたりしません。

それは、カサブタがガチガチに固まってしまっているからです。

 

ダニが付いたのに気づいたらどのようにしたらいいのでしょうか

前述していますが、以下の症状が1つでも出るようでしたらダニの寄生を疑うようにしたほうがいいでしょう。

・後ろ首から背中のあたりの毛が薄くなっているあるいはほとんど抜けている

 

・後ろ首から背中のあたりからフケが出ていたり、赤くただれている

・耳をしきりに気にする様子が顕著になり、頭を左右に振って耳をプルプルさせる行動をとる

・耳の中に多くのカサブタができている

 

このような症状があるとダニの寄生が考えられます。

それでは、放置しているとどうなるのでしょうか。

 

孫場合は、うさぎがどんどんストレスを溜めていってしまって食欲が落ちてくる場合があります。

そうなってると、「うっ滞」につながってしまう可能性もあるのです

また、うさぎの体力が落ちている可能性が高いので、免疫力が低下して他の病気にかかってしまうこともあるでしょう。

 

病院での治療はどうなってるの?

うさぎにダニの症状が見られたら、早めに病院へ連れて行かなくてはいけません。

それでは、病院ではどのような治療をしてくれるのでしょうか。

 

病院では、うさぎのフケや被毛を少量採って、顕微鏡を使用してダニがいないかの確認をします。

ダニが検出されたら殺ダニ剤などの投与をして治療を行います。

しかし、残念ですが殺ダニ剤はダニの卵には効果がありません。

 

病院によって違いがあるようですが、ほとんどの動物病院では、一定の間隔で2回から3回程度の殺ダニ剤の投与を行うのが普通のようです。

犬用や猫用の薬はネットやペットショップで手軽に購入できるのですが、どれもうさぎ用ではありません。

 

また、 うさぎに使用出来るとしている、ネット通販で購入できる所もあるのですが、飼い主の判断で治療をしてしまうとうさぎにとって害のあるものかもしれません。

自分で判断しないで動物病院で治療をしたほうがいいでしょう。

 

何度も病院に通院する必要がありますが、うさぎも大切な家族ですから、病院できちんと治療をするようにしましょう。

うさぎは痛いとも痒いとも言いませんから、飼い主がしっかりと治療をしてあげるようにしましょう。

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ダニを予防する方法は?

うさぎにダニがつく前に予防するようにしましょう。

ダニはうさぎにもつくのですが、牧草やマット類に潜むこともよくあります。

 

日頃からケージ内を清潔にしておくことが大切ですが、ケージから出した時に触れる場所(カーペットやクッション等)もダニの住処にならないよう日頃から掃除をしておくようにしましょう。

ペットに影響の出ない虫除けアイテムを使うのも効果的です。

 

中には虫除け成分が配合されたグルーミングスプレーなどもあります。

うさぎの手入れをしながら虫除けができると一石二鳥のアイテムです。

 

むやみに他所のうさぎと接触させないようにしましょう。

また、うさんぽに連れて行く時は外からダニを持ち帰ることもあるのでそれにも注意したいところです。

 

うさぎを多頭飼いしている場合

予防をしていても残念ながらダニがつくことはよくあります。

そのような時はできるだけ早く発見して、悪化する前に病院へ連れて行って治療を受けるようにしましょう。

 

多頭飼いの場合、1匹だけに症状が出ていても他のうさぎにダニが潜伏している可能性が高くなります。

ですので、一匹のうさぎだけをケアするのではなく、全てのうさぎを検査することが必要です。

ペット用のダニ駆除薬は市販されているものもありますが、ダニの種類によって薬剤も違ってきます。

 

また、うさぎにとって毒となる薬剤もあるので注意が必要です。

一般的にうさぎ専用のダニ駆除薬というのはありません。

 

「うさぎにも使えるかも…」といった表現が多いようですから、気になる人は病院での治療のほうがいいでしょう。

料金は高くなりますが、病院でダニの検査を受けて駆除薬を処方してもらったほうが効果が高いのはいうまでもありません。

 

ダニ発生時のケージ内外の対処法

自宅のダニ駆除は徹底的な掃除が大切です。

ケージや餌入れなどは洗ってから熱湯をかけて水気を拭き取りましょう。

 

また、天日干しなども有効です。

牧草は毎日新しいものに交換するようにして、与える前の牧草は虫がつかないよう密閉容器に入れるなどの工夫が大切です。

ダニはどこにでもいるので、寄生されても仕方がありません。

寄生されたからといって気を落とさずに少しでも早くうさぎの症状に気づいて治してあげることが大切です。

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