みなさんはうさぎといえばどんなイメージをお持ちでしょうか?
かわいい、大人しい、鳴かない、耳が良い、足が速いなどなど、色々あると思います。
うさぎにはそんなイメージ通りの面もありますが、意外な性格も持っています。
私も初めてうさぎを飼う前は、うさぎの意外な性格にビックリしたものです。
今回は、これからうさぎを飼う人のために、うさぎの性格を解説します。
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イメージ通り!?うさぎの性格
うさぎのイメージというと、どんなことを思い浮かべるでしょうか。
かわいい、静か、甘えん坊…といった、可愛らしいイメージを浮かべる人が多いかと思います。
人間が持つうさぎのイメージには、間違っているものもありますが、その通り当てはまるものも。
うさぎのこんなイメージは、あなたのおもっている通りかもしれません。
鳴かないので静か
ペットを飼う上で、問題となることの一つが、騒音問題。
犬はちゃんと躾をしなければ大きな声で吠えるし、猫も犬ほど大きな声ではありませんが、よく鳴く動物です。
うさぎは鳴き声がないので、静かといえば静かです。
けれど、ブウとかキューとか、かすかな鳴き声を発することがあります。
これは、声ではなく、鼻音です。
鼻音なので、当然、耳を澄ませなければ聞こえないほど小さいです。
静か=大人しいというわけではないのですが、それはまた後で説明します。
とにかく、うさぎのは鳴かないから静かというのは確かです。
基本的には臆病
うさぎは草食動物ですから、常に周りを警戒しています。
ちょっとの物音でもビクッと反応しますし、初めて会う人にはかなり警戒します。
基本的には、人に触られたりするのもあまり好きではありません。
抱っこも嫌いな子が多いです。
撫でられることや触られることが嫌いな子は、あまり触るとストレスになりますので、無理に触ろうとするのはやめましょう。
変化が苦手
臆病なこととも関係していますが、環境の変化にはとても弱いです。
ケージの場所が変わったり、新しい家具があったりするだけでストレスを感じることもあります。
うさぎを飼ったら、模様替えや新しい家具を購入するのは少し控えた方が良いですね。
環境の変化と共に、温度の変化にも弱いです。
現代の飼いうさぎは、寒冷なヨーロッパにいたアナウサギが祖先ですので、暑さに弱く、寒さに強いです。
夏はエアコン必須ですが、冬も昼夜の寒暖差を避けるために、低めに温度でエアコンをかけておくことをオススメします。
甘えん坊
“臆病”なことと少し矛盾しますが、うさぎはとっても甘えん坊です。
慣れないうちは触られるのは嫌がりますが、一度信頼を得れば、自分からなでなでを要求してきます。
自分から膝に乗ってきて、そのまま寝てしまうことも。
警戒心の強いうさぎが自分の膝で寝てしまうなんて…心から気を許してくれているということですね。
はじめは全然懐かなかったうさぎが膝に乗ってきてくれたときには、もう言葉にならないくらい幸せなひと時です。
寝られてしまうと、しばらく動けないんですけどね。
ちょっとイメージと違うかも?うさぎの性格
うさぎはその見た目からは想像のつかない、意外な一面も持っています。
可愛いことには変わりないですが、最初は私も驚きました。
大人しくない
現代の生活では、野生のうさぎをみかけることはあまりありません。
そのため、うさぎを飼ったことない人はペットショップや動物園でしかその姿を見たことがないと思います。
小さなケージの中で静かに寝ていたり、草や野菜をもぐもぐと食べていたりととても大人しそうなうさぎですが、飼ってみると実はそんなに大人しくないことがわかります。
不満があれば、バタンバタンと足を鳴らすし、エサ箱やトイレをひっくり返したり、けっこう自己主張も盛んです。
興奮すればピョンピョンとあたりを跳ね回り、起これば噛みついたり、ひっかいたりと暴力的な一面も。
「大人しくてかわいい」だけのイメージでうさぎを飼うと、意外な性格に驚くことになります。
意外と勝気
大人しくないのと同時に、うさぎはけっこう気が強い性格です。
うさぎは縄張り意識が強いので、自分のテリトリーに侵入した見知らぬ者には容赦しません。
昔、うちで犬と一緒にうさぎを飼っていたときには、うっかりうさぎのスペースに入ってしまった犬に見事なうさぎパンチを繰り出していました。
狩られる側の草食動物が狩る側の肉食動物に攻撃するなんて、嘘みたいな話ですが、本当です。
大人しい犬だったので、うさぎ相手にすごすごと引き下がっていったのが、なんだか可哀そうでした。
個体差もありますが、うさぎは、草食動物らしからぬ気の強さを持っているのです。
けっこうマイペース
うさぎは、当然ですが、人間の都合なんておかまいなしです。
掃除したいのにケージからなかなか出てくれなかったり、どんなにおしりを押しても一ヵ所から動かない頑固な一面もあります。
せっかくリードをつけてうさんぽに行っても、全く動かず、その辺に生えている草をハムハム頬張るばかり。
どんな動物もそうですが、うさぎも人に都合よく動いてはくれません。
仕方がないので、人間がうさぎに合わせるしかありませんね。
割と賢い
うさぎの頭はとっても小さいですが、けっこう賢い頭脳を持っています。
自分の名前もちゃんと覚えるし、家族の中で、誰がごはんをくれて、誰が遊んでくれて、誰が意地悪をするのか、ちゃんとわかっています。
ごはんをくれる人には、お腹がすけば催促に行くし、遊んでくれる人には、自らおもちゃをもってくることもあります。
意地悪をする人には、当然近づきません。
また、構ってくれないときには、気を引こうと、いつもと違うイタズラをして困らせることも。
うさぎは、人間の子供と同じくらい賢いです。
好奇心旺盛でイタズラ好き
うさぎはすごーくイタズラ好きです。
とにかく物を手あたり次第にかじるし、エサ箱はひっくり返すし、トイレを覚えているはずなのにあちこち粗相したり。
電気コードや、お腹にたまってしまうビニール類など、本当に手あたり次第噛んでしまうので、部屋で放し飼いをする人は、対策必須です。
電気コードは必ず隠して、隠せない部分はカバーをつけておくようにしましょう。
他のかじられて困るものはうさぎの手の届かないところに。
うちは壁紙もやられたことがあります。
すべてのうさぎがやるとは限りませんが、心配ならシートなどで養生しておくとよいです。
サークルで囲ってしまうのが一番安心ですね。
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オスとメスでの性格の違い
うさぎはオスとメスで若干の性格の違いもあります。
一般的にはオスの方が飼いやすいといわれていますが、気が荒いオスもいれば穏やかなメスもいるので、すべてのうさぎに当てはまるわけではありません。
オスうさぎの性格
うさぎは全体的に縄張り意識が強い動物ですが、オスは更に縄張り意識が強いです。
違う場所で育ったうさぎのオス同士を合わせた日には、それはもう大変なことになります。
うさぎの多頭飼いは難しいと言われていますが、オス同士は特にオススメしません。
するなら絶対に別ケージで個別飼育です。
これだけ聞くと、人間に対しても警戒心が強いのではないかという気がしますよね。
人に対する警戒心はオスメス一緒ですが、オスの方がより警戒心が強い分、一度心を許してくれるとデレデレになる傾向があります。
ニオイ付けのマーキング行動もメスより活発なので、しょっちゅうアゴをすりすりされます。
あまりマーキングされると“飼い主に甘えている”というより“自分の持ち物にニオイ付けしている”だけなのではないかとも思えてきますが…。
動きもメスより活発な傾向があります。
ケージから出すとピョンピョン走り回って遊ぶのは、オスが多いですね。
楽しそうにピョンピョンはねているなーと眺めていると、マーキングのおしっこをかけられることもあるので要注意です。
メスうさぎの性格
メスはオスよりも正確が穏やかでのんびりしている子が多いですね。
ケージから出しても、あまり動き回らず、大人しく横になっていることもよくあります。
ただしそれは妊娠前の話。
妊娠・出産すると、子供を守るためにかなり神経質になります。
偽妊娠でも、性格が変わることがあります。
性格の話とはちょっと違ってしまいますが、メス特有の注意点が、子宮の病気になりやすいということです。
4~5歳になると、かなりリスクが上がりますので、出産予定のないメスは3歳頃までには、避妊手術をしておくことをオススメします。
オス・メスの性格の違いはあくまで目安
最初にも少し書きましたが、オスメスの性格の違いは、あくまで参考程度にしておいてください。
私もいままでたくさんのうさぎを飼ってきましたが、大人しい性格のオスもいればマーキングの激しいメスもいます。
うちのうさぎは、妊娠・出産してもあまり性格に違いは見られませんでした。
結局は個体差によるところが一番大きいですね。
初心者にオスが勧められる理由は、去勢手術は必ずしも必要でないことが大きいですね。
うさぎの性格、まとめ
うさぎの性格をまとめると、静かで臆病だけど、勝気で好奇心旺盛といったところですかね。
もちろん、人や犬や猫も色々な性格を持っているように、うさぎだって色々居ます。
人が大好きで抱っこ大好きなうさぎもいれば、いつまでもクールでそっけないうさぎ、粗相なんて絶対しませんなお利口な子、何度言っても何もわかっていなそうなのほほーんとしている子、本当に色々です。
何にしても、うさぎがかわいいことにはかわりありません。
何度も言ってしまいますが、うさぎは警戒心が強いので、ペットショップやブリーダーにいる時点では、その子の本当の性格はわからないと思います。
どんな性格の子が家に来るのかはわかりませんが、それも運命です。
健康状態のチェックだけしたら、あとはビビッと来る子が居たら、その子があなたに合った性格の子かもしれません。
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